麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン41日目の対局が12月14日(月)に開催された。
第1試合
第1試合は岡田、石橋、高宮、瀬戸熊の対戦。
東1局、清一色が見えそうだった手牌だが、ドラ両面を活かしたリーチに踏み切った岡田が5200のアガリ。
東2では石橋の先制リーチを受けながらも猛然とプッシュ。ノベタン聴牌で追いつき躊躇なく追いかけ立直。石橋から一発で12000のアガリをモノにした。
東3には白の一鳴きに出た瀬戸熊が高宮からドラ3のアガリで岡田に詰め寄る。
やや苦しい立場で南2の親番を迎えた石橋だったが、南2局3本場に満貫聴牌している高宮とのめくりあいを制して7700のアガリを決めて3着目に浮上する。
しかしその後の4本場では、をポンして両面聴牌を入れた高宮が、生牌のを引き入れ聴牌崩し。そしてを重ねて高め大三元聴牌にたどり着いた。
これに対して石橋は無しの手牌で果敢にペン聴牌。高宮とのめくりあいを挑んだが流局。は聴牌時山2で岡田に1枚流れたが、もう1枚は王牌という結果だった。
その後の6本場では瀬戸熊が高宮から3900のアガリで岡田に追いすがるも、南3局で岡田が8000のアガリで再び引き離して決着。岡田が開幕日の10月5日以来の2勝目をようやく手にした。
第1試合結果
1位 岡田(サクラナイツ)+67.9
2位 瀬戸熊(雷電)+16.8
3位 石橋(Pirates)▲30.4
4位 高宮(麻雀格闘倶楽部)▲54.3
第2試合
第2試合は沢崎、小林、寿人、黒沢が出場。全チームメンバーチェンジとなった。
東1、東2と連続で黒沢がダマテンで寿人からのアガリを決める。
東4局には七対子ドラ3のリーチで寿人から12000のアガリを決めて更にリードを広げた。寿人は3度の黒沢への放銃で厳しい立場となった。
南2局に親番を迎えた寿人は2本場に沢崎のリーチを受けながらも丁寧に手牌を育て、同じ待ちの四暗刻単騎の聴牌にたどり着いた。しかしこれは空聴。なんとか流局に持ち込み連荘となった。
連荘の末、4本場で沢崎から7700のアガリを決めて3着目に浮上した。
しかしその後の5本場では黒沢が寿人から8000のアガリを決めてほぼダメ押しの一撃。
そして迎えた南3局の親番でリーチ・ツモ・平和・赤3・ドラ2・裏1の8000オールで更なる加点を決めた。
その後の1本場では、小林の手牌にすべてのドラが集まる瞬間があったが、寿人が1300・2600のアガリで3着目に再び浮上。
南4局、難しい点棒状況のオーラスとなった小林だったが、寿人のリーチを受けながらも直前に当たり牌を処理しつつ沢崎から5800のアガリで2着争いで一歩抜け出した。
最終局は黒沢がに狙いを定めたシャンポン待ちでリーチ。しっかりツモって今シーズン最高スコアのトップを獲得した。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+101.3
2位 小林(Pirates)▲4.4
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲35.4
4位 沢崎(サクラナイツ)▲61.5
12月14日トータル結果
雷電+118.1
サクラナイツ+6.4
Pirates▲34.8
麻雀格闘倶楽部▲89.7
雷電が2開催連続で3桁プラス。最下位争いから一気に5位に浮上した。