こんにちは!赤坂ドリブンズの広報担当です!今日もドリブンズメンバーの思考を1分程度で読める記事にして紹介していきます!
第10回は、12月7日対局後の風景から。
対局後、いつものようにドリブンズ大反省会が始まった。
まずは2戦目から帰ってきた村上が口を開く。
村上「このは押していいよね?テンパイしたら押していいよね?」
南3局を迎えてラス目だった村上は、この手牌から高宮選手のオヤリーチに一発で無スジのを勝負した。
たろう「押すでしょ。アガリの価値がめっちゃ高い局面だし」
園田「押すよね」
と、全員の意見が一致したところで検討は終わり・・・かと思ったら、ここからがドリブンズの真の反省会。
園田「いや、押すっていうかさ、むしろ一発でドラの切った方がよくない?」
こういうとき、最初の切り込み役は園田であることが多い印象だ。今宵も園田の切り込みから再検討が始まる。
園田「で打っても一発だともうほぼ終わりっていう点数状況なんだから、で打っても同じじゃん」
たろう「確かにそうだね」
村上「それもあるよね。ちなみに、放銃を恐れてを抱えてわけじゃなくて、自分が放銃することよりもを重ねたいと思っちゃったんだよね。でも、確かに一発で打たなきゃダメかもね。ここは打点よりアガリを重視しなきゃだもんなあ」
ということで、ドリブンズの見解は「一発で切りが有力」となった。
続いて、1回戦を打ったたろうが局面を提示する。
たろう「この切りってどうなのかな?」
オヤ番でピンズのホンイツチートイツイーシャンテンだったたろうはを引くと、自分から3枚見えているを切っていった。
園田「これって、ASAPIN(朝倉選手)が仕掛けたから、ピンズを余らせて対応させようとしたんだよね?」
たろう「いや、この打ちは対応させようとしたんじゃなかったんだよね」
園田「えっ!?そうなの!?」
実際、私もそういう意図だと思ってツイートしていたため、思わず驚きの声を上げた。
たろう「が3枚見えになって残り1枚。1枚ぐらいのロスならここで打っておいて、テンパイでを手出しした方がとか字牌でアガれそうじゃない?」
園田「なるほど!・・ってことはメンホンでテンパったらダマってことよね?」
たろう「そうそう、メンホンチートイツになったら切りダマだね。アガれそうでしょ?ただ、もちろんがよさそうっていうのもあったから、引いたらリーチの予定だったよ」
ゼウスの恐ろしい思考に、ドリブンズの背筋も凍った。
しかし、そんなゼウスも自身で反省点を挙げる。麻雀をノーミスで打ち切れる人間などいないのだと痛感させられる。
たろう「をポンするかどうか考えられてなかったんだよね」
トップ目で迎えた南3局、たろうはオヤの黒沢選手から出たドラのをポンしてピンフのイーシャンテンからタンヤオのイーシャンテンに構えた。この行動自体の良否ではなく、たろうが問題視したのは別の視点。
たろう「このポンさ、前巡の打牌前に考えられてないとダメだよね。おれはその場で感じて鳴くこともけっこうあるんだけど、やっぱり賢ちゃんが言ってるように、切る前に何を鳴くかちゃんと考えられてないとダメだよね」
確かに、このポンは微妙な一面もある。これをポンしてしまうと、朝倉選手と前原選手が受けに回りやすく、オヤと1対1になってしまうからだ。それよりも仕掛けられて役アリが確定する柔軟なイーシャンテンを選んだということなのだが、それにしても事前に比較できていなければならないというわけである。
そして、たろうはさらに続ける。
たろう「ポンも事前に考えられてなかった」
次局、1本場のこの手牌。仕掛けているトイメンの前原選手からがツモ切られるのだが、これについても対応を考え切れていなかったと言うのだ。
たろう「前巡にふわっと切っちゃって、ポンできなかった。でも、後で考えたらを使い切るにはもうこのポンぐらいしかなかったんだよね」
確かにこのとき、も2枚切れており、も1枚切れ。アガリを目指すにはポンが有力に見える。
たろう「(麻雀は)考えることしかできないゲームなんだから、考えることを放棄したら終わりだよね。すごく反省してる」
感覚を大事にするたろうだが、やはりベースは論理的思考。そのベースの思考を一瞬たりとも怠ってはいけないと、ドリブンズメンバーは深く心に刻んだ。
■赤坂ドリブンズは、来週のMリーグには12月17日(月)、18日(火)、21日(金)に登場!19時からAbemaTV 麻雀チャンネルにて放送予定となっています。