麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン78日目の対局が2月19日(金)に開催された。
第1試合
第1試合は滝沢、朝倉、近藤、萩原の対戦。
東1局は萩原が朝倉との2軒リーチを制して2000・4000のアガリで一歩リード。
東2局は滝沢が平和赤1のリーチ。ツモって裏1で2000・4000のアガリを決めた。
東3局は朝倉が先制リーチ。滝沢から一発で8000のアガリを決めた。
東4局は近藤が萩原から5200のアガリ。各者が高打点を決めたが持ち点は接戦で南入となった。
南1局は近藤と朝倉が仕掛けて聴牌。朝倉が1300・2600のアガリを決めてトップ目に立った。
しかし南2局にすかさず滝沢が2000・4000のアガリでトップ目に浮上。
その後の南3局、トップ目の親番となった滝沢だが朝倉と萩原の2軒リーチを受ける。しかし両者に無筋でドラのまで切り飛ばしての決死の聴牌取りで高めの平和・二盃口・赤赤での18000を朝倉からアガって大きなリードを確保した。
南3局1本場は近藤がダマテンで萩原から5200のアガリで2着に浮上してオーラスへ。
南4局、朝倉が萩原からの直撃かツモれば3着に浮上するリーチ。連荘にかけて攻めた萩原からのアガリを決めて3着に浮上するアガリで決着。トップは滝沢の悠々逃げ切りとなった。
第1試合結果
1位 滝沢(風林火山)+69.7
2位 近藤(フェニックス)+5.1
3位 朝倉(Pirates)▲26.6
4位 萩原(雷電)▲48.2
第2試合
第2試合は滝沢、小林、魚谷、黒沢が出場。
東1局は手がぶつかり、小林が高め三色のリーチに出るも魚谷が赤3、黒沢がドラ3の手で攻め返し、魚谷の黒沢からの8000のアガリとなった。
東2局では滝沢がドラシャンポンの役無し聴牌をダマテン。終盤に小林から出るも役無しでアガれず、そのまま流局かと思われたが河底で黒沢から8000のアガリとなった。
東3局でも滝沢が平和赤の先制リーチをツモって1300・2600で加点に成功。
苦しい状況となった黒沢。東4局では珍しくチーも駆使した2副露。小林から3900のアガリを決めた。
南1局では黒沢が先制リーチ。魚谷から5200のアガリを決めて着順浮上に近づいた。
南3局1本場では親の小林が先制3面張リーチ。滝沢も平和の3面張で追いついたが小林がドラをツモって裏1の4000オールで点差を縮めた。
南3局2本場では魚谷がタンヤオ平和赤の高め一盃口のリーチ。高めツモで3000・6000のアガリで一気にトップ目に浮上してオーラスを迎えた。
オーラスは小林と滝沢の2軒リーチ。一時平和の聴牌にたどり着いていた魚谷は降りに回るも終盤で手詰まりとなり窮地に陥るもなんとか当たり牌を切らずにまわりきり、小林が滝沢からのアガリで決着。小林は着順浮上も2着まで、魚谷がトップを守りきることに成功した。
第2試合結果
位 魚谷(フェニックス)+57.0
2位 小林(Pirates)+13.6
3位 滝沢(風林火山)▲17.1
4位 黒沢(雷電)▲53.5
2月19日トータル結果
フェニックス(近藤2着・魚谷1着)+62.1
風林火山(滝沢1着・滝沢3着)+52.6
Pirates(朝倉3着・小林2着)▲13.0
雷電(萩原4着・黒沢4着)▲101.7
フェニックスがセミファイナル出場圏内の6位に浮上。雷電は苦しい連続4着で4位に後退となった。Piratesは朝倉がオーラス4着目で迎え窮地に陥るもなんとか粘り切った。セミファイナル進出争いはまだまだ混沌とした状況。油断できない終盤戦が最後まで続く事になりそうだ。