勝ち逃げ(カチニゲ)
勝ち逃げは、もう仲間内でも、「おまえ、何だよ」って言われることになるかもしれません。その日に麻雀やろうやとか言って仲間内で5人とか6人で遊んでいるときに、1回目トップ、2回目2着、3回目トップとかで勝っていて、「俺、もういいよ。今日、これで帰るから。やって、やって」とか言って帰っちゃう人、いるじゃないですか。これ、勝ち逃げでしょ。「おまえ、勝ち逃げするなよ」とかいうパターン、目にしたこともあると思うんですけれども、勝っているときはそのまま、勝ったままの気分の良い状態で帰りたいという人がいてもおかしくないですよね。勝ち逃げ、あんまりしないほうがいいと思いますけど。
勝ち分(カチブン)
勝ち分は、あるスパンで競技したときに、麻雀を遊んだときに、プラス30で終わったとか、プラス50で終わったとか、そのプラス分の数字のことです。勝ち分はどれぐらいなのって言われたときに、20だよとか、100だよとか、120だよとか、5だったよとか、そういうの。勝った分の数字の話でございます。
花鳥風月(カチョウフウゲツ)
花鳥風月はローカルルールの役満なんですけれども、美しいですよ。まず花でしょ、麻雀牌で花はです。鳥はです。風は風牌ですね。それも役牌、役になる風じゃなきゃ駄目。自分の風か場の風じゃないと駄目なんです。オタ風は認められません。最後、月。月はです。この役はポンしていても全然かまわないです。ポン、ポンして、例えば聴牌になっていて、こんな形になったとします。
この場合だと花鳥風月にならないんです。で和了して、花・鳥・風・月が3枚ずつちゃんと揃わないと。花、鳥、風、月で花鳥風月と。すてきな役満じゃないですか。対々の役満。こんなのがあったらいいな、ローカルルールじゃなくてもいいのになと私は思いますけどね。
かっぱぎ(カッパギ)
かっぱいだことありますか? 大勝ちすることです。バカヅキになっちゃって、もう和了っちゃう、和了っちゃう、和了っちゃう。点棒ザクザク状態。あるいは、その日のトータルのトップ、トップ、トップ、2着、トップ、トップみたいな。これをかっぱぎ状態といいます。誰しもがそういう状態になることを望んでいるんですけど、なかなかうまくいかないですよね、麻雀って。
カニ
カニ。カニさん、カニさん。、カニの形に見えますか。のことなんですけど、カニに似ているということで、をカニと呼びます。
金持ちけんかせず(カネモチケンカセズ)
金持ちけんかせず。これは、もう点棒がザクザク状態になって、自分が親で、聴牌しているとしましょうか。で、子供から立直がかかった時に、「通りそうだけどな。いや、俺は金持ちけんかせず。やめとくよ。様子見しとくよ。もう好きに和了って」って。それぐらいダントツになっていたら、子供が満貫を和了ろうが、何しようが、戦局に影響はないというときに、金持ちはけんかしないよ、という話です。私は逆ですけどね。金持ちのときはけんかしたほうがいいとは思っているんですが、用語としてはありますよ。金持ちけんかせず。本当は、金持ちけんかせよなんですけどね。この辺は面白いところでございます。
かばん(カバン)
かばん、かばん。がかばんですね。が、かばんの形に似ているということで、かばんと呼びます。
被せ打ち(カブセウチ)
被せ打ちというのは、例えば誰かが生牌のをポンしたとしましょうか。ポン。そこに、「ほら、鳴いてみろ。ほら、鳴いてみろ」と。大三元も怖がらずにを被せて打つ打ち方。あるいは、チーしたとします、下家が。明らかに萬子の一色。そこへ、「ほら、鳴いてみろ。ほら」と萬子を切っていく。上家じゃなくてもいいんです。上に座っている人じゃなくても、萬子を仕掛けて、萬子が始まったなと思った途端に、萬子、萬子、萬子って切ってくる人、いるじゃないですか。被せ打ちして。これを被せ打ちといいます。怖いですね。
被る(カブル)
私、被るの、大嫌い。例えば、第1打。私は第1打に字牌を切らないので、を切ったとしましょう。次にツモってきた牌が。被っちゃった、悔しい。対子被り。被るというのは、対子が被ってくることなんです。第1打にを切りました。次のツモ、。七対子、逃がしたかなって思ったりするんですけどね。あるいは、頭になっていたのになとか。何か対子が被るのは、僕、大嫌いです。私、大嫌い。被るというのは、第1打じゃなくてもいいんです。何か切ったら、例えばを切ったら、次のツモも。同じ牌が河に並ぶ状態ですね。これを被るといいます。
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