国士無双(コクシムソウ)
国士無双とは、国中に並び立つものがいないと言われるような役のことでございますけれども、これは何を意味するか。字牌は7種類あり、1・9牌は萬子、筒子、索子で6種類あります。それを全部集めようじゃないかということです。頭があって、1・9・字牌を全部揃える。これが和了形です。
だいたい聴牌しているときは頭がありますから、何か1つ欠けている。これは、で国士無双完成。
こうなっていたら、で国士無双完成。ということで、全部揃えることを国士無双といいます。
国士無双十三面待ち(コクシムソウジュウサンメンマチ)
こんなことがあるんです。頭ができる前に字牌7種類、1・9牌6種類が全部揃っちゃう。
私も2度ほど、国士無双十三面待ち聴牌、和了ったことありますけれども、13枚バラバラで全部揃うと、どれが出ても頭になりますから、全部和了れる。ただ、フリテンになっているときもあります。フリテンの場合はツモらないと駄目ですけれども、やってみたいですよね。国士無双十三面待ち。
腰(コシ)
腰というのは、特に自分の上家が切った牌を喰いたいなと思うときに、チーしようかなとかポンしようかなとか思ったりしたときに体が動きますね。腰が入るというやつなんですけど、腰がちょっと動いたりする、これを腰といいます。要するに、喰いたいんだけど、喰おうかなと思って、やめた。でも、腰が入ったなってほかの3人はみんな気付きます。ですから、腰を入れた牌はロンしないというのがマナーです。作法です。麻雀道です。腰をクッと入れた牌、気を付けておいてください。それでもう1回ロンとか言ったら、本当に顰蹙を買いますよ。
腰が重い(コシガオモイ)
腰が重いというのは、麻雀のスタイルでございます。チー・ポン、チー・ポン、チー・ポン、チー・ポンするのは腰が軽い麻雀。門前でじっくり打っている打ち手は、腰が重いと言われます。腰が重すぎると、これまた和了れなくなってしまいますけれども、じっくり構えて、微動だにせず、手役を狙いながら、あるいはリーチチャンスをうかがいながら打つ。腰が重いね、それも喰わないの? 2枚目出たのにポンしないの? 腰が重いと称賛されるはずです。
五捨六入(ゴシャロクニュウ)
五捨六入は、ゲームセットしたときに、もう100点の単位まで細かく数えないで、500点以下は切り捨て、600点以上持っていたら切り上げて、マイナス13とかプラス15とします。1万4300点持っていたら、五捨六入ですから、300点は切り捨てて1万4000点でマイナス16。2万7800点持っていたら、800点は切り上げて2万8000点でマイナス2。これがゲームセットした後、五捨六入の点数での勘定の仕方です。
小次郎(コジロウ)
小次郎って何だ? 佐々木小次郎が背中に剣を斜めに構えていましたね。それを模して、を小次郎と呼ぶこともあります。
5000点棒(ゴセンテンボウ)
5000点棒は点が5つある点棒です。
誤チー(ゴチー)
誤チーとは。ちょっとあわてんぼうさんがいまして、を手牌に持っていて、が出てチーをして、本当はとしてかを切るところを慌てちゃって、のようにしちゃって、を切って間違えちゃう。あるいはチーしてにしてを切っちゃう。揃ってないじゃない。誤チーよということで、もうあなたは和了れませんよという状態になってしまう。さらし間違い、誤チーです。誤チーしたときは、その場の取り決めによりますが、和了放棄やチョンボになります。
国会議事堂(コッカイギジドウ)
何ですか、国会議事堂って。これ、ルールなんです。、国会議事堂に似ていますか? 常時、をドラとして扱うルールを国会議事堂といいます。
ゴットー
ゴットー、強盗じゃないですよ。これは、子供の和了で2000点をツモったとき、親が1000点払って、子供が500点ずつ払いますね。これを略して、ツモ、ゴットーとか言う人もいます。でも、正確には500・1000の和了のことでございます。それをゴットーと言っております。
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