第1期将棋電王戦の第2局が5月21・22日に行われ、PONANZAが第1局に続いて山崎隆之叡王に勝ちました。来年の電王戦では、羽生善治四冠の参加が発表され、ますます注目が集まっています。
PONANZAが連勝で第1電王戦終了。第2期叡王戦に羽生名人がエントリーで、いよいよコンピューターとの対決なるのか!? - Engadget Japanese
その中で、将棋ソフト「やねうら王」の開発者、磯崎元洋さんが、「大きな賞金の出る麻雀AIの大会があれば、世界最強の麻雀AIを引っ提げて参加する」とツイートしました。
15年前ぐらいに私は商用麻雀ゲームの思考エンジンを書いたことがあって、「いつかもっと強い麻雀AIを作ってやる!」と決意した。5年ぐらい前に向聴数をビット演算を駆使して超高速に求める技法を思いついた。それを使って世界最強の麻雀AIを作るつもりだったのだが、ふと、なんとかちゃんねるの
— やねうら王 (@yaneuraou) 2016年5月19日
(承前) 「おまいら最強の麻雀を作ってみろよ」スレを覗いたところ、初心者レベルのプログラムすら書けない、それでいて煽りスキルだけが極めて高い奴が常駐してて、そいつをからかって遊んでいるうちに、乾燥した大地が水を吸収するがごとく、俺様の煽りスキルはうなぎのぼり。そうこうしている内に
— やねうら王 (@yaneuraou) 2016年5月19日
(承前) 彼と同じかそれ以上の煽りスキルがついたので、そのことに満足して、私は麻雀のAIの開発をやめてしまった。たぶん、あのスレのあの糞野郎がいなければ、いまごろ私は最強の麻雀AI開発者として名を馳せていただろう。ホント、なんとかちゃんねるって私の人生にとって、何なの…。
— やねうら王 (@yaneuraou) 2016年5月19日
(承前) とりあえず、大きな賞金の出る麻雀AIの大会があれば、世界最強の麻雀AIを引っ提げて参加するとだけ言っておく。ちなみにまだプログラムは一行も書いてない。
— やねうら王 (@yaneuraou) 2016年5月19日
また、将棋ソフト「Labyrinthus」の開発者・香上智さんや「SilverBullet」の開発者・手塚規雄さんも
麻雀プログラム、おいらも書いてみたいぞな( ^ω^)(同じく賞金の出る大会が(ry https://t.co/iWO2pHZaK8
— 香上 智@Labyrinthus+公開 (@kagami_tomo) 2016年5月20日
コンピュータ将棋ソフト開発者勢
なぜか麻雀AIに興味津津
その理由お金(もし賞金でるなら、やってみたいと言っている人多数)
だれだ?エンジニアはあんまりお金に興味ないとか言っているヤツは。
— SilverBullet (@silverbullet_0) 2016年5月20日
とツイートしており、人類を圧倒しつつある将棋AIの開発者は、次のテーマとして不完全情報ゲームの麻雀AIに興味があるのかもしれません。
ただし、大きな賞金が出ることがモチベーションになるということなので、「麻雀電王戦」の実現にはそれなりのお金が必要だということですね。