麻雀プロリーグ「 Mリーグ2019 朝日新聞ファイナルシリーズ」2日目が6月16 日(火)に開催された。
緊急事態宣言発令を受け開催は約2ヶ月ほど見送られていたが、徹底した感染防止対策がとられ待望の開催となった。


第1試合
第1試合は内川、瑞原、日向、近藤の対戦。

ファイナル初登場の瑞原、東1局親番で満貫確定のリーチをかけるも内川にかわされ、静かな立ち上がりに。


東2局にうつり、親の近藤がと
を仕掛けているところに日向がリーチ。
のノベタンだったが山に5枚残り。ツモって局を進める。これまでの日向だとヤミテンに構えていた印象があるが、12戦しかないファイナルへの意識が見られた。

東4局迎えた日向の親番。赤2の手牌を目いっぱいに構え、三色が確定するをチーしてテンパイをとるかとも思われたがスルー。きっちりと門前で仕上げ満貫ツモ。持ち点は4万点に。

大きく腕を振る日向が連荘した東4局2本場。日向はを暗槓してリーチし、他家にプレッシャーを与えていくが、瑞原が満貫ツモ。瑞原のファイナル初アガリだった。


南入すると、ここまで静かだった近藤が跳満をツモって一気に日向に近づく。

大きなアガリが出ない内川。南3局の親番を迎えリーチをするも流局。1本場に近藤が満貫ツモで第1試合はオーラスへ。

オーラス日向と近藤の差は1600点差。テンパイ・ノーテンでも着順が変わる状況で近藤が仕掛けるもなかなかテンパイせず、日向もテンパイに向かい仕掛けていく。
すると瑞原がドラを暗刻にしたツモリ四暗刻をテンパイ。その瞬間に近藤が瑞原のアガリ牌のを持ってくる。近藤自身もすでに切っている
で、万事休すかと思われたが、瑞原が切った
に合わせた
切りで放銃回避。放銃すると近藤は3着に落ちるところだったが、劇的な回避となった。



瑞原のアガリ牌は山に残っていたものの、この局は日向が2900を瑞原からアガって連荘。その後日向は1本場でも1000オールを決め、2本場では近藤、内川の2軒リーチに発展したが流局。親の日向のノーテン宣言でゲームが終了した。終始攻め切った日向がABEMASにファイナル初トップを持ち帰った。

勝利者インタビューで日向は「昨日は2着2回だったので、今日はトップをとりたいという気持ちだけで練習もしてきたので、上手く結果が出てよかったです。ファイナルの日程が決まってからすごく緊張していたんですけど、チーム戦なのに一人で背負っている感覚があったので、それを自分だけで抱える必要はないんだなと思ったら素直に打てました。打ち方はファイナルを意識しています。いつもだとリーグ戦の感覚で、受け気味にラスは引きたくないという打ち方だったのですが、ファイナルは少ない試合数で小さいチャンスを活かさないといけないという気持ちを込めて、近藤さんがを仕掛けていたところでも、
のノベタンリーチを打ちました」と嬉しそうに話した。
ファンに向けては「本当に長い時間待たせてしまいました。ABEMASファイナルで初トップが取れました。優勝したいという気持ちが溢れてます。この熱い気持ちのまま、最後まで駆け抜けます!よろしくお願いします!」と意気込み、ポーズをとった。
第1試合結果
1位 日向(ABEMAS)+65.6
2位 近藤(フェニックス)+16.7
3位 瑞原(Pirates)▲28.1
4位 内川(サクラナイツ)▲54.2

第2試合
第2試合は沢崎、朝倉、松本、魚谷が出場。

大きく場が動いたのは東3局2本場。親の朝倉が満貫ツモ。ファイナル初登場で好調な滑り出しとなった。

しかし次局の東3局3本場では魚谷が仕掛け、親の朝倉のリーチに押し切り満貫ツモ。

東4局、魚谷がタンヤオ・トイトイ赤1の打点を見据えた手牌進行の中、松本がを暗槓。新ドラは魚谷が仕掛けた
。その後魚谷が
をカンして親の沢崎がリーチ。松本も三暗刻が出来上がった強気なリーチを敢行。
魚谷もタンヤオ・トイトイ・ドラ3赤1一向聴からをポンしてテンパイ。
が暗槓されているため
シャンポンの形でも戦えると跳満テンパイをとるが、松本の当たり牌
を持って来てしまう。少考の末、
を切って放銃回避。東4局は流局となった。



辛くも連荘した沢崎だったが、松本のアガリで親が流れ、南入。
2日目の第2試合も苦しい沢崎だが、配牌にドラが暗刻。役牌含みという手が入るががなかなか山に深く、テンパイまでが遠い。やっとテンパイしたころには親の松本がアガって連荘。サクラナイツには厳しい展開が続く。


南1局1本場には松本がカンの先制リーチをかけると魚谷もドラの
を重ねてカン
で追いかけリーチ。結果は魚谷がツモってトップ目に浮上する。


南2局親番を持ってきた魚谷。朝倉の仕掛けに足止めの意味も込めてのリーチを打つも、朝倉がアガリ切り南3局へ。


南3局は松本が満貫確定のリーチも流局。アガリ牌のは王牌に3枚眠っていた。


オーラス。これまで思ったようにアガリに結びつかない沢崎に赤3の手牌がくるも、トップ目魚谷からリーチが飛んでくる。沢崎はどうしてもアガリたい局面だったが魚谷がツモ。裏ドラが2枚のって満貫となり、魚谷は個人2連勝を飾った。



勝利者インタビューで魚谷は「トップとれるかどうか微妙な所でしたけれど、なんとかとり切れてよかったです。チームに貢献できて一先ずよかったなと思うのですが、まだまだ気を引き締めていかないとな、とは思っています。東4局にトイトイに決めた局面は、打点を伴わないと不安定な手だと思ったので、両面を残さずに安全牌を持っていたんですね。のカンが入って
はねらい目になって勝負できるなと思ったんですけど、カンが多く入っていて面子構成がある程度分かる以上、
がどうしても一番の当たり牌候補になってしまったので、一番当たりにくいかなと思った
で回避しました」と落ち着いた様子で語った。
ファンに向けて「今日は結構ポイントをプラスすることができてよかったです。この後も精一杯最後まで戦い続けますので応援よろしくお願いします!」と深々と一礼し、ポーズを決めた。
第2試合結果
1位 魚谷(フェニックス)+62.9
2位 朝倉(Pirates)+8.3
3位 松本(ABEMAS)▲18.1
4位 沢崎(サクラナイツ)▲53.1
6月16日トータル結果
フェニックス+79.6
ABEMAS+47.5
Pirates▲19.8
サクラナイツ▲107.3
