麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン52日目の対局が1月5日(火)に開催された。
第1試合
第1試合は勝又、瑞原、和久津、瀬戸熊の対戦。
東1局は瑞原の先制リーチに勝又がドラを抱えきって追いかけ立直。ド高めのでツモっていきなり4000・8000の一撃を決めた。
東2局では親の瑞原が安めながらも4000オールで点差を縮める。
その後の1本場でも瑞原の先制リーチ。今度は高めツモ裏2の8000オールとなり一気に勝又を捲ってトップ目に立った。
東3局4本場では勝又が瀬戸熊から7700のアガリで瑞原とのマッチレースの様相に。
勝又は更に連荘して点差を縮め、その後の7本場では和久津が瑞原からメンホンの8000をアガり、ついにトップ目が逆転。
南1局1本場では瀬戸熊がダマテンのままツモって2000・4000。一旦3着目に浮上した。
南2局には親の瑞原が先制リーチをツモって4000オール。再び勝又をかわしてトップ目に立った。
その後勝又は和久津から8000のアガリで点差を縮めるも、最後の2局は和久津が連続でアガリを決めて3着に浮上して決着。3度の大きなアガリを決めた瑞原がトップを勝ち取った。
第1試合結果
1位 瑞原(Pirates)+66.7
2位 勝又(風林火山)+20.2
3位 和久津(フェニックス)▲30.8
4位 瀬戸熊(雷電)▲56.1
第2試合
第2試合は亜樹、小林、茅森、黒沢が出場。
東1局は茅森のリーチを受けるも親の黒沢が役無しのカンをダマテン。そのままツモって1000オールのアガリで開幕。
その後の1本場では小林が役牌を仕掛けてドラ3の聴牌。終盤にツモって2000・4000のアガリでトップ目に浮上した。
東2局1本場では小林が先制の平和リーチ。茅森からアガって裏裏の8000で更なる加点に成功。
しかしここから黒沢が小林から5200、亜樹が小林から8000とアガリを決めた。
接戦で南入したが、南1局1本場で親の黒沢が4000オールのアガリで一歩抜け出す。
南2局には亜樹が地道に連荘したが、5本場で4着目の茅森が三色決め打ちの手順で2000・4000のアガリを決めて小林をかわして3着目に。
南3局を4着目で迎えた小林。4000オールが見える手牌から、普段のフォームを崩さずタンヤオ赤1のポンテン。亜樹のリーチを受けるもでツモって2000オール。一旦3着目に浮上した。
試合終了後の渋川との放送外インタビューで小林は「おそらく両面から出てもチーテンを取っていた」と話した模様。堅実に1手をアガリきる小林の姿勢がうかがえた。
南4局2本場では亜樹のリーチが入るも黒沢が仕掛けて亜樹から3900のアガリ。亜樹はリーチ棒込みの放銃で3着になる悔しい決着。黒沢が個人5勝目を飾った。
小林は依然ラス無しを継続。ラスがないまま今シーズンの4着回避率のタイトルを取るのか注目が集まる。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+63.4
2位 小林(Pirates)+1.6
3位 亜樹(風林火山)▲19.0
4位 茅森(フェニックス)▲46.0
1月5日トータル結果
Pirates(瑞原1着・小林2着)+68.3
雷電(瀬戸熊4着・黒沢1着)+7.3
風林火山(勝又2着・亜樹3着)+1.2
フェニックス(和久津3着・茅森4着)▲76.8
Piratesがポイントを伸ばして6位に浮上。フェニックスは要所で鋭い攻撃を見せるも苦しい局面が続き更にポイントを失う結果となった。