麻雀プロリーグ「朝日新聞Mリーグ2020」のセミファイナルシリーズ3日目の対局が4月15日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は園田、黒沢、勝又、沢崎の対戦。
東1局は熾烈な3軒リーチを黒沢が制して6400のアガリ。
その後の1本場では園田が沢崎との競り合いを制して3900のアガリ。
東3局も園田が他家の聴牌を500・1000でかわして親番を迎えた。
東4局では親番の園田が赤赤のリーチをツモって4000オールでリードを広げた。
その後流局が続き、南1局3本場は供託が4本ある状況となった。勝又が沢崎との競り合いを制して2000のアガリ。供託も回収することに成功した。
その後の4本場では沢崎が1000・2000のアガリで点差を縮める。
その後の南2局では親番を迎えた沢崎がツモれば四暗刻のリーチに辿り着く。
しかし仕掛けて聴牌を入れていた勝又が園田からのアガリを決めた。
オーラスは勝又が1300・2600、黒沢、沢崎が満貫ツモでトップに浮上する状況で迎えた。
黒沢は役牌のが対子のイーシャンテン。をポンして聴牌にとっても2着には浮上する状況だったが、自力でを暗刻にしてリーチ。ツモって裏1の2000・4000を決めて逆転トップを手にした。
第1試合結果
1位 黒沢(雷電)+51.8
2位 園田(ドリブンズ)+8.5
3位 勝又(風林火山)▲17.6
4位 沢崎(サクラナイツ)▲42.7
第2試合
第2試合はたろう、黒沢、勝又、内川が出場。
東2局1本場に黒沢が内川から8000のアガリで一歩リード。
東3局は勝又のリーチを受けながらも倍満聴牌を入れていた内川がフルプッシュ。勝又から16000のアガリを決めた。
東4局では黒沢が七対子のリーチを勝又からアガって裏裏の8000で一歩リードして南入。
南2局、勝又がを暗槓してのリーチ。内川からのアガリを決めたが裏は乗らずに2300のアガリ。
南3局では親の勝又に更に苦しい時間が訪れる。まずはの形からを入れての5巡目3面張リーチ。しかしツモれずに他家もしっかり対応しての流局に。
その後の1本場でも赤赤で役牌のを暗刻としての3面張リーチ。しかしこの手も最終ツモまで引いてもツモれず、しかもたろうがダブホンイツの2000・4000のアガリを決めて親番すらも手放すこととなった。
南4局は満貫ツモでトップの内川が役役ホンイツの3面張聴牌を入れるも黒沢が仕掛けてタンヤオの聴牌をアガリきって決着。セミファイナルの重要な場面での連勝を決めた。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+58.5
2位 たろう(ドリブンズ)+15.3
3位 内川(サクラナイツ)▲13.2
4位 勝又(風林火山)▲60.6
4月15日トータル結果
雷電(黒沢1着・黒沢1着)+110.3
ドリブンズ(園田2着・たろう2着)+23.8
サクラナイツ(沢崎4着・内川3着)▲55.9
風林火山(勝又3着・勝又4着)▲78.2
黒沢が連勝を決めてチームランキングは4位に浮上。ドリブンズも地道にプラスを重ねた。風林火山は恵まれない部分が多く苦戦し最下位に陥落。3桁マイナスのままだとファイナル進出は厳しくなるのでなるべく早くプラスポイントを重ねたい。