麻雀プロリーグ「大和証券 Mリーグ2019」レギュラーシーズン最終日の90日目が3月9日(月)に開催された。
第1試合
第1試合は村上、勝又、茅森、高宮の対戦。
トータル7位のドリブンズは、6位Piratesとのポイント差が12.9ポイント。この条件をクリアすることができるのか、ドリブンズに注目が集まった。
東1局から親番の高宮が連続してアガりを決めリードをとる。南場の親番でも満貫をツモり、そのリードを広げた。
2着以上でこの試合を終えたい村上も、茅森とのペン同テンリーチ対決を引き勝つなど意地を見せるが、この後は我慢の展開が続く。
東2局に跳満、南2局に満貫と高打点をアガった勝又。オーラスにはトップ目の高宮と6300点差に迫り、タンヤオ・赤1でリーチを敢行。しかしピンフ・赤2のヤミテン待ちに構えていた高宮がこれをツモり、試合終了。
随所でアガリを決めた高宮の勝利であった。
勝利者インタビューで高宮は「昨シーズン15戦しか出られなかったので、この1戦に出られることを嬉しく思い、前向きにとらえて試合に臨みました。最終日独特の緊迫した雰囲気はありましたが、飲まれずに戦えたと思います」とにこやかに話した。
ファンに向けては「セミファイナルも残り1戦となりました。この後もチーム一丸となって“格闘”してまいりますので、どうぞよろしくお願いします」と笑みを浮かべた。
第1試合結果
1位 高宮(麻雀格闘倶楽部)+61.2
2位 勝又(風林火山)+6.4
3位 村上(ドリブンズ)▲19.9
4位 茅森(フェニックス)▲47.7
第2試合
第2試合は村上、勝又、和久津、寿人が出場。
セミファイナル進出にはトップが必要になったドリブンズに注目が集まるレギュラーシーズン最終戦は、和久津が東1局1本場に跳満をツモった後、東3局にもアガリを重ね、和久津のリードでゲームは進む。
親番を放銃で終えてしまった村上。東4局で配牌には赤牌2枚とドラ1枚が内蔵されていて風牌のを一鳴きするも、ツモがかみ合わずノーテンで流局。この試合でも我慢の展開を強いられることとなった。
オーラスは個人ポイントプラスを目指した勝又と、倍満ツモを狙った村上のリーチ対決に発展。これに勝ったのは勝又であった。昨シーズンの王者、赤坂ドリブンズはセミファイナルに駒を進めることはできなかった。
第2試合は序盤のリードを守り切った和久津の勝利となった。
勝利者インタビューで和久津は「勝又さんと村上さんの緊張がうつったのか震えが止まらないです。緊張しました。チームメイトは村上さんにトップをとられないようにとは考えていたと思いますが、個人的にトップをとりたいし、麻雀は麻雀なんでちゃんとやらなきゃと思っていたらいつもの私の麻雀になってました」と話した。
ファンに向けては「不安定なところはありますが、そろそろチームの一員としてファンの方に認めてもらえたらうれしいなと思います。よろしくお願いします」とポーズを決めた。
第2試合結果
1位 和久津(フェニックス)+56.9
2位 勝又(風林火山)+2.4
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲18.1
4位 村上(ドリブンズ)▲41.2
3月9日トータル結果
麻雀格闘倶楽部+43.1
フェニックス+9.2
風林火山+8.8
ドリブンズ▲61.1
次戦は3月16日(月)からのセミファイナル。初戦の対戦カードは1位通過のフェニックス、2位通過のABEMAS、4位通過のサクラナイツ、5位通過の雷電と発表された。