- 「麻雀界 第58号」(2016年1月1日刊行)より転載 -
220名の中で優勝を果たしたのは大阪の藤本進さん!
5・4ポイントの僅差で大接戦を制す!!
文・高橋常行麻雀界編集長
11月29日(日)、東京の新橋にある「新雀荘」「岡」「白鷺」「ニュー新橋クラブ」の4会場で、全国麻雀段位審査会主催『第30回全日本麻雀競技大会』が行われた。
今大会は『麻雀がゲーム競技として社会に定着し、娯楽・頭脳スポーツとしてより大きく飛躍するよう』との趣旨で開催。全国各地から選抜された220名もの競技麻雀選手が集まると、会場は熱気に包まれる。
本誌編集主幹・西野孝夫も参加
今回も4会場に分かれての対局となり、各会場ごとに開会式も閉会式も行うというシステム。しかし、成績は4会場トータルポイントで競われるため、会場で一番でも優勝できるとは限らないのがポイントである。
さまざまな教室や団体からの参加もあり、初参加の方やベテランの方が入り混じった大会となっているため、集中している卓もあれば、和気あいあいと対戦している卓も見られたのが面白いところであった。
終了後は、220名の集計にはかなり時間がかかるため、集計中に参加者を飽きさせることがないよう「おたのしみ対局」と称した5回戦目があり、参加者は満足いくまで麻雀を楽しんでいた。
わずかなマイナスでもかなり順位が落ちてしまうという激戦だったが、4回戦の結果、104・8ポイントの好成績で大阪の藤本進さんが優勝を果たした。2位の加藤春雄さん(東京)と3位の下川洋史さん(静岡)は99・4ポイントの同着だが、4回戦目の成績で加藤さんが2位になる。
左から2位加藤さん、斉藤正全段審会長、優勝藤本さん、3位下川さん、5位押部さん
東京の優勝は2005年以来10年間なく、次回はホームでの勝利を目指しての奮闘に期待したい。
【初出場した選手の方の感想(佐々木梨江さん)】
いつも雀荘には週3回ほど仕事終わりやお休みの日に遊びに行っています。
このような大会は初めての経験で、 最初はとても緊張しましたが、全国のいろいろな場所から共通の趣味の人たちが集まり、そして麻雀を楽しみながら競う、ということがとても良い時間だなと感じました。
同じ卓になった方も気さくな方たちばかりで、また参加したいなと思いました。
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