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ネマタの天鳳日記 第143回

ネマタの天鳳日記 第143回

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 タンヤオがつかないメンツ候補よりタンヤオがつく浮き牌残しでシャンテン戻しの打

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 40符3翻リーチを逃すツモでも、678三色がつけば倍満ツモまである手広いくっつき1シャンテンになるので悪くありません。繰り返し申し上げておりますが、「共通の受け入れ」を比較します。

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 1シャンテンに取っていれば一発ツモでしたが、カンチャンがメンツになるのを逃す裏目まで恐れていては、直接の受け入れを必要以上に過大評価することになります。当記事で、「打◯は△ツモを逃すのが痛い」という表現をしないのはこのためです。

 もちろんメンタンピンのような綺麗な形自体にこだわることもありません。先にを引いた場合も、この局面ならカンで即リーチが打てる方が明確に分があると判断するのであれば、その時は1シャンテンに取ります。

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 テンパイする受け入れの中ではイマイチなですが、この手牌と巡目なら基本は即リーチすべきです。しかし今回は東家のに明確なラグがありました。
そうなるとは西家か北家にトイツ以上。山にはあっても1枚までで出アガリも期待しづらいのでテンパイを外します。ポンラグであることが確定するラグ読みは打牌選択に影響しやすいので結構重要です。

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 が薄いことが分かっているので手変わりとしては最高の牌を引いてテンパイ。12巡目でダマでも4翻あるということでダマにしましたが、4枚見えではシュンツで使えない牌であること。東家北家は比較的テンパイしている可能性が高く、そうであれば押してこようが降りて来ようがリーチが損になりにくいので即リーチの方がよかったかもしれません。
 結果は前巡にテンパイを入れた北家に放銃。シャンテン戻しを多用すると後手に回ることが多く今回のような失点も増えますが、そういったリスクは承知のうえで、あくまで個別の手牌、局面に応じて使い分けるようにしたいですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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