日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「雀王決定戦」最終日(全4日20回戦)が11月7日に行われ、矢島亨がトータル180.1ポイントで優勝。初の雀王戴冠を果たした。この雀王戴冠で雀竜位、日本オープンとの三冠を達成した。
初日、二日目の時点では堀が首位だったが、矢島が3日目で3トップ、堀がノートップとなり矢島が逆転。2位の堀と104.2ポイント、下位二人とは300ポイント弱のリードで最終日を迎えた。
16回戦、17回戦では堀が2着トップ、吉田がトップ2着、矢島が3着3着となり堀がトータル首位に浮上。吉田も僅かに逆転優勝の芽を残した。
18回戦では金が吉田との競り合いを制してトップ。そして矢島が4着となりまだまだ分からない状況となった。
19回戦ではここまで最終日苦しんでいた矢島がトップ。なんと堀とのポイント差は1.2ポイント、完全着順勝負で最終戦を迎えた。吉田はやや引き離され、ほぼ堀と矢島のマッチレースとなった。
最終半荘は序盤から矢島が抜け出し、優位な立場で局を進めた。南4局の堀の最後の親番も矢島が平和のアガリでかわして優勝を勝ち取った。
優勝した矢島は「最終日は3着3着で18回戦でも点差をつけられて焦ってしまう場面があり、よくない放銃もしてしまいました。19回戦でのトップのおかげで最終戦はトップにこだわらない着順勝負に持ち越せたので落ち着いて打つことができました。初の三冠王となることができて本当に嬉しいです。雀王になって更に人気になったり、Mリーガーに選ばれる人もいるので、これからが肝心だと思います。Mリーグの担当の皆さん、よろしくお願いいたします。」と更に前を見据えていた。
最終成績
歴代雀王
第1期 土井 泰昭
第2期 鈴木 達也
第3期 尾崎 嘉紀
第4期 鍛冶田 良一
第5期 須田 良規
第6期 鈴木 達也(2)
第7期 小倉 孝
第8期 鈴木 達也(3)
第9期 鈴木 たろう
第10期 鈴木 達也(4)
第11期 鈴木 たろう(2)
第12期 鈴木 たろう(3)
第13期 鈴木 たろう(4)
第14期 木原 浩一
第15期 角谷 ヨウスケ
第16期 金 太賢
第17期 金 太賢(2)
第18期 堀 慎吾
第19期 矢島 亨