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【第19期雀王】サラリーマン雀士、矢島亨の攻撃型麻雀

【第19期雀王】サラリーマン雀士、矢島亨の攻撃型麻雀

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第19期雀王、第17期雀竜位、第13回日本オープン優勝と、日本プロ麻雀協会のビッグタイトルの三冠を初めて成し遂げた麻雀プロ。それが本記事で紹介する矢島亨だ。麻雀プロとして活躍しつつ、サラリーマンとしても仕事をこなしている矢島。限られた時間の中で麻雀の研究に打ち込み、数々の大会で結果を残してきた。Mリーグへの参戦も強く志願しており、今後の動向に注目だ。そんなストイックな矢島亨の経歴や雀風、キャラクターに迫っていこう。

目次

矢島亨の基本情報・プロフィールデータ

名前 矢島亨(やじまとおる)
異名 戦慄の速射砲、2翻おじさん(自称)
生年月日 1979年1月15日
職業 麻雀プロ、会社員
出身地 神奈川県
血液型 A型
趣味・特技 筋トレ、アンチエイジング
本人公式SNS Twitter
YouTube
所属団体 日本プロ麻雀協会
プロ入会年 2007年
主なタイトル 第19期雀王
第17期雀竜位
第13回日本オープン優勝
第1回fuzzカップチーム優勝

若手プロと間違えられてもおかしくはない外見の矢島だが、その年齢はなんと40歳を超えている。若々しい外見は趣味でもあるアンチエイジングの賜物で、ストイックに自己管理をすることが好きだそうだ。また雀王のタイトル獲得後、Mリーグ2020シーズンで解説を行ったこともあり、独特でユーモラスなキャラクターが話題を呼んだ。

経歴

2007年:日本プロ麻雀協会入会
2015年:第13回日本オープン優勝
2019年:第17期雀竜位 
2020年:日本プロ麻雀協会第1回fuzzカップチーム優勝
2020年:第19期雀王 

麻雀との出会い・きっかけ

10歳のころには麻雀を覚えていたという矢島。兄から教わって麻雀に出会ったという。ゲームやマンガを通して麻雀の実力を上げていき、中学生の頃には父や兄の友人も交えて卓を囲んでいた。しかし、プロになることを強く志願していたわけではなく、学校を卒業した後はサラリーマンになる道を選ぶ。「もっと強い人と打ちたい、強くなりたい」との思いから、日本プロ麻雀協会に入会し、麻雀プロとなったのは29歳の時。現在もサラリーマンと麻雀プロを掛け持ちしている。

矢島亨プロの打ち方や雀風

矢島の雀風は、高打点でのアガリを積極的に狙う攻撃型。アガリから遠い仕掛けが多いのも特徴であり、対局者を威圧するような仕掛けも多用する。打点力だけではなく、手数の多さも矢島の大きな武器だ。打点が見えない手や中途半端な手では、打点につながる要素を残しつつも、かわし手にも移行できるような仕掛けでライバルをけん制する。いずれにしても矢島の強みはその攻撃力であり、自在な攻撃によって生まれる卓上での存在感は凄まじいものがある。

矢島亨の対局時の様子

第19期雀王決定戦 最終戦 2020/11/7

雀王の座を掴んだこの一戦、矢島は最後まで攻めの麻雀で勝利を掴んだ。東一局一本場、南家からの先制リーチが入り、それに対して親がダブ東を加カン。一気に激戦模様となったが、矢島の手は愚形残りの2シャンテン。矢島は機転を利かせた鳴き仕掛けでタンヤオに舵を切り、数巡後にテンパイ。しかし、北家からもリーチが入って大ピンチかと思われたが、ここで矢島が見事にツモアガリ。攻めの姿勢で他家の勝負手をつぶし、試合の流れを引き寄せた。

矢島亨が着順勝負の最終戦を制して雀王初戴冠!雀竜位、日本オープンとの三冠を達成!/第19期雀王決定戦

四神降臨2021最終4戦目 2021/2/23

4回戦に分けて開催されたこの大会。矢島は3回戦までにプラスを重ね、大きなアドバンテージを獲得。ライバルに厳しい条件を押し付けて、最終4回戦を迎えた。この試合でも矢島は盤石の立ち回りを見せ、勝利目前のオーラスまでこぎ付ける。しかし、ここから親がしぶとく連荘。あわや逆転というところまで点差を縮め、一つの放銃が致命傷となる局面にまで追い詰められる。オーラス4本場、ついに矢島は勝利を決めるテンパイを入れるも、ここで他家からリーチが入る。勝負所と見た矢島は、リーチに対して全く通っていない牌をプッシュ。その後、見事にアガリを決めて、自らの手で優勝をもぎ取った。勝負所ではリスクを負ってでも決めに行く、矢島の攻撃的な姿勢が勝利につながった一局となった。

雀王の矢島亨が四神降臨2021王座に/四神降臨2021王座決定戦

第17期雀竜位決定戦 1回戦 2019/2/2

矢島の威圧感のある仕掛けが効いたのがこの試合。ビッグタイトル、雀竜位のかかった全15戦の大舞台だ。そんな緊張感あふれる大会の1回戦がついに開幕...。と思ったのもつかの間、北家の矢島が親が一打目で放った西をポンしたのだ。トイトイやホンイツなどの手役を狙った選択ではあったが、手牌はまだまだ遠い形。矢島らしい遠くて高い仕掛けで、ライバルにプレッシャーを与えた。この後も大胆な仕掛けを連発する矢島。序盤戦で見せたこの仕掛けは、15回戦にわたる長い戦いの中で、ライバルに心理的なプレッシャーを与え続けたはずだ。

矢島亨がD級予選からの勝ち上がりで完勝!日本オープンに続き2つ目のビッグタイトルを獲得/第17期雀竜位決定戦

矢島亨のSNSでの評価・評判

SNSでは、雀王に輝いた矢島へのお祝いの言葉や、矢島の麻雀をもっと見たいという声が数多く見受けられた。輝かしい記録を打ち立てている矢島の今後の活躍から目が離せない。

https://twitter.com/kei5476/status/1325056332962045953?s=20

悲願であった雀王の座に輝いた矢島への祝福の言葉を数多く見ることができた。

麻雀プロとサラリーマンの二足のわらじを履く矢島。限られた時間で活発に活動する矢島への称賛の声は多い。

鳴いて高打点という一見矛盾した戦術で戦う矢島。その独特な戦術をMリーグの舞台でも見たいというファンの声は絶えない。

矢島亨のニュース・こぼれ話

麻雀研究会「やじ研」の主宰を務める

矢島亨研究会、通称「やじ研」と呼ばれる麻雀研究会を主宰。こちらはYouTubeをはじめとした動画サイトで配信されている。実際に対局を行い、後に打牌の検討を行うという内容で、矢島の対局中の思考を知ることができる。多くの麻雀プロが参加しており、放送を見るだけでも麻雀のレベルアップにつながること間違いなしだ。

矢島亨の戦術本『規格外の打ち筋!高打点鳴き麻雀』

矢島らしい高打点の鳴きをテーマにした戦術本、『規格外の打ち筋!高打点鳴き麻雀』が絶賛発売中だ。変幻自在の鳴き仕掛けをする矢島の思考や戦術が詰まった内容となっている。タイトルの通り、打点を意識した鳴き方はもちろんのこと、相手の鳴きへの対応や鳴き読み、鳴きで局面にどんな影響を与えるかなど、鳴きを学ぶにはもってこいの一冊となっている。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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