一発裏ドラ無しのルールで行われる『第14期飯田正人杯最高位戦Classic』の決勝2日目が24日に行われ、森本俊介(最高位戦)が優勝、自身初となるメジャータイトルを獲得した。

今期のClassicは決勝に進出したのは全員が最高位戦所属選手となった。
1日目を終え、5位の福井裕介が敗退、森本俊介、新井啓文、多喜田翔吾、浜田修が2日目に駒を進めた。

2回戦を終え残り3回戦となった時点のポイント状況。初日に大きくリードした森本だったが、1、2回戦の連続4着で3者に追いつかれ、横一線となり残り3戦を戦うこととなった。
この勝負所の3回戦、森本は親番で国士無双をアガり大きくリードを得ることに成功。

4回戦、5回戦は浜田がトップとなったが、森本が2着で粘りきりリードを活かしてそのまま逃げ切りを決めた。
浜田修が2位、新井啓文が3位、多喜田翔吾が4位となった。
初のタイトルとなった森本は「まだまだ実感が沸かないですね。今回のClassicは予選から通してずっとできが良すぎたのでどこかで不調のタイミングはあるだろうなと思っていました。国士無双はアガれると思っていませんでしたが本当に嬉しかったです。最後は変に安全牌を持っても何も出来なくなってしまいそうですので、攻めきろうと思いました。優勝できて幸せです、これからも応援よろしくお願い致します。」と喜びを語った。

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【最高位戦Classic概要】
この大会の特徴は、最高位戦の設立時から第22期まで採用されていた、「旧最高位戦ルール」を採用している事。
このルールは、偶然性を極力排除する事を目的に、一発、裏ドラなし、アガリ連荘などを特徴に持つ、「競技麻雀」「競技麻雀プロ」を確立する為に制定された「競技麻雀の原点」と言えるルール。
第22期以降は一般ファンとの融合を目指し、現在の一発、裏ドラありのルールとなったが、最高位戦の伝統と歴史を伝えていくべく、2006年に「最高位戦Classic」が設立された。
第2期までは最高位戦内部の大会として開催されたが、他団体選手の強い要望により第3期からはプロ団体所属選手に開放された。
第5期よりシステムを大幅にリニューアルし、他団体からの豪華出場選手も含め、実績ごとに1~5組に組分けされる。
そして1~3組までの予選を全3節のリーグ戦で行う事が最大の特徴となっている。
第8期(2013年)より、2012年に逝去した故飯田正人永世最高位の功績を讃え、氏の愛した旧最高位戦ルールで開催されるこの大会にその 名を冠し 「飯田正人杯・最高位戦Classic」として名を改めた。
【歴代優勝者】
第1期 立川 宏
第2期 飯田 正人
第3期 下出 和洋
第4期 坂本 大志
第5期 村上 淳
第6期 宇野 公介
第7期 松ヶ瀬 隆弥
第8期 木原 浩一
第9期 村上 淳
第10期 石井 一馬
第11期 飯沼 雅由
第12期 堀 慎吾
第13期 長谷川 来輝
第14期 森本 俊介