麻雀プロリーグ「 Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズ」9日目が3月27 日(金)に開催された。
第1試合
第1試合は沢崎、松本、瑞原、魚谷の対戦。
上位4チームの戦いとなったセミファイナル9日目。
東1局に松本が満貫ツモで好発進。
その後の東場では拮抗した状況が続き、南場で舞台が大きく動く。
南1局に松本、瑞原の2軒リーチをかわして魚谷が満貫ツモ。
その後も魚谷が松本とのリーチ対決を制し、松本に跳満直撃。一気にトップ目に立った。
対して苦しいのはトータル3位、4位チームの松本、瑞原の二人。松本は13300点持ちの4着、瑞原は14800点持ちの3着で迎えたオーラスだったが、松本が4巡目にドラのを雀頭にした高目三色のリーチ。
瑞原も後に引けない状況で押し続けるも、松本が高目のをツモって跳満に仕上げた。2着順アップはできなかったものの、大きく素点を回復させた。
高打点のアガリをしっかりとモノにした魚谷の勝利だった。
勝利者インタビューで魚谷は「展開に恵まれてトップをとれてよかったと思います。ここまで来たら、よほどのことがない限り敗退はないと思うので、少しでもファイナルで有利になるように、ポイントを積み重ねたいと思います」とセミファイナル初トップの嬉しさを表した。
第1試合結果
1位 魚谷(フェニックス)+55.8
2位 沢崎(サクラナイツ)+7.1
3位 松本(ABEMAS)▲14.7
4位 瑞原(Pirates)▲48.2
第2試合
第2試合は内川、日向、朝倉、魚谷が出場。
東3局に朝倉が満貫ツモでリード。
東4局親番を迎えた朝倉。この親番でリードを広げたいが、魚谷がバラバラの配牌からオタ風のからしかけ、ホンイツへ向かう。
ここから字牌を重ね、ピンズを引き入れテンパイ。
そこに日向からリーチが飛んでくる。魚谷、日向のめくりあいに。
これを制したのは魚谷。魚谷が僅差のトップ目に立つ。
南1局親番を迎えた日向。ドラのを切って、のシャンポンにとるか、カンにとるかの選択で、カンにとってリーチ。見事最後の1枚をツモり、一気にトップ目に。
勢いに乗った日向。魚谷のリーチと内川の仕掛けを受けながら満貫をテンパイするも、内川の満貫のアガリに。
南2局1本場、日向がが暗刻の5200点のテンパイだが果敢にリーチ。テンパイした内川から当たり牌が放たれ、日向の満貫のアガリに。
日向がリードを広げた南3局に朝倉が満貫ツモ。加点して親番を迎える。
第1試合瑞原のラスをうけ、朝倉はなんとか続けたいオーラスの親番だったが、内川が跳満をツモって3着から2着に着順を上げた。
攻め入った日向の勝利となった。
勝利者インタビューで日向は「またトータルポイント三桁に戻ってこれました。一戦目はもってぃ(松本)が苦しい中、オーラスに跳満をツモってくれて泣いちゃって(笑)それがあったからこそ、この勝利につなげられたと思います」と笑顔で話した。
ファンに向けては「チームにとって価値ある大きな一勝になったかと思います。まだまだ試合はありますので、一緒に見守っていただきたいと思います。ありがとうございました!」とポーズを決めた。
第2試合結果
1位 日向(ABEMAS)+55.4
2位 内川(サクラナイツ)+10.2
3位 朝倉(Pirates)▲13.2
4位 魚谷(フェニックス)▲52.4
3月27日トータル結果
ABEMAS +40.7
サクラナイツ +17.3
フェニックス +3.4
Pirates ▲61.4
次戦は3月29日(日)。KADOKAWAサクラナイツ、KONAMI麻雀格闘俱楽部、チーム雷電、U-NEXT Piratesが対戦する。