麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン18日目の対局が11月3日(火・祝)に開催された。
第1試合
第1試合は丸山、萩原、寿人、魚谷の対戦。
東1局、親の魚谷がダブポンから12000聴牌を入れていたが、寿人が平和ドラ赤のリーチ。ツモって裏1の3000・6000で一歩リード。
東2局、萩原の親リーチに更に追いかけて加点を狙った寿人だったが萩原が寿人から5800のアガリとなった。
その次局も魚谷のリーチを受けながらも萩原が4000オール。更なる加点で寿人をかわしてトップ目に立った。
東3局では丸山が親番で粘り着実に加点。萩原から3900の直撃を決めるなど、点差を縮めた。
その後、本場が継続されたまま親番は寿人へ。本場が溜まった8本場に遂に寿人の渾身の一撃が繰り出される。
非常に薄くなったのチーテンを取らずに自力でを引き入れ聴牌を入れた寿人。待ちにもドラの待ちにもせずに三色のカン待ちに取り、しかもリーチに出た。
そしてこれを一発ツモ裏裏。脅威の8000は8800オールのアガリで一気に試合を決定づけた。
その後の9本場では萩原が仕掛けて8000の聴牌を入れていたが、丸山のリーチに捕まり3900は6600。この本場込みのアガリが響き、丸山がこの試合の2着を勝ち取った。
大きく点棒を減らした魚谷だったが南3-1、南4-1でそれぞれ8000をアガってなんとか箱下から浮上した。
寿人は大トップ目から更なる連荘を狙ったがそれは阻まれる決着となった。
第1試合結果
1位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+79.1
2位 丸山(ドリブンズ)+6.3
3位 萩原(雷電)▲26.4
4位 魚谷(フェニックス)▲59.0
第2試合
第2試合は村上、瀬戸熊、前原、近藤が出場。
東1局1本場、東2局と瀬戸熊がダマテンでの5200、8000の連続アガリを決めて一歩リード。
東3局、東4局は村上がリーチ平和、リーチ七対子とどちらもリーチをかけてアガりきった。
南1局では前原がタンヤオドラ3の2000・4000をアガって大接戦に。
南2局は村上が前原から満貫のアガリ。わずかながらトップ目に浮上する。
南3局では瀬戸熊と近藤の2軒リーチ。村上も高め3色のダマテン。最大の要所だったがここを制したのは近藤。村上から8000のアガリでトップ目に。
だがここで屈しないのが村上。オーラスに近藤の早いリーチを受けるも追いかけ立直。山には1対4だったが勝者は残り1枚の村上。一発ツモの2000・4000で劇的な勝利を飾った。
第2試合結果
1位 村上(ドリブンズ)+54.7
2位 瀬戸熊(雷電)+9.1
3位 近藤(フェニックス)▲11.8
4位 前原(麻雀格闘倶楽部)▲52.0
11月3日トータル結果
ドリブンズ+61.0
麻雀格闘倶楽部+27.1
雷電▲17.3
フェニックス▲70.8
ドリブンズ・村上、麻雀格闘倶楽部・寿人はそれぞれ5戦4勝、6戦4勝と今シーズンは圧巻の成績。現在の個人ランキングワンツーとなっている。フェニックスは苦しい一日となり下位争いに巻き込まれる形となった。