麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン30日目の対局が11月24日(火)に開催された。
第1試合
第1試合は亜樹、黒沢、高宮、日向の対戦。今シーズン2度目の女流対決となった。
このゲームは小さいアガリが続いた。東2局1本場には黒沢が2軒リーチを制して1300・2600。このアガリがこの試合での最高打点となった。
その後も混戦のままゲームは進行。南3局に4着目の日向が2900をアガって更に全体の点差は縮まった。
オーラス2本場は親の亜樹が先制リーチ。しかしその現物で黒沢がダマテンを入れ、高宮から2000の出アガリで決着。黒沢は自身の開幕戦となった10月9日の第一試合以来の久々の勝利となった。
注目すべきは黒沢以外の3者の点数。亜樹がリーチ棒を出し、高宮が2000は2600の放銃となったことで、4着目だった日向が加点せずにして2着に浮上する稀有な決着となった。
第1試合結果
1位 黒沢(雷電)+57.0
2位 日向(ABEMAS)+1.4
3位 高宮(麻雀格闘倶楽部)▲19.1
4位 亜樹(風林火山)▲39.3
第2試合
第2試合は滝沢、瀬戸熊、寿人、白鳥が出場。全チームメンバーチェンジとなった。
東1局は滝沢が先制リーチ。寿人から12000のアガリでスタートした。
東1局で放銃にまわった寿人だがすかさず反撃、東2局で1000・2000。その後も聴牌料で点棒を戻していく。
そして東4局1本場では寿人が親番で平和のリーチ。をツモって2600オールで2着目まで浮上した。
しかし南場では様相が激変。南1局3本場、滝沢と寿人の2軒リーチに七対子のリーチで割って入った親の白鳥が滝沢から12000のアガリを決める。
その次局も赤赤のリーチを一発でツモって4000オール。大きな加点に成功した。
その後は瀬戸熊が700・1300、2000・4000と連続でツモアガリを決めて2着に浮上。
南3局の瀬戸熊の親番は白鳥が的確に平和でかわし、オーラスは滝沢が逆転を目指してリーチに出るも流局。白鳥が南場の連続親満貫で勝利を手にした。
第2試合結果
1位 白鳥(ABEMAS)+69.0
2位 瀬戸熊(雷電)+7.6
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲23.0
4位 滝沢(風林火山)▲53.6
11月24日トータル結果
ABEMAS+70.4
雷電+64.6
麻雀格闘倶楽部▲42.1
風林火山▲92.9
ABEMASが上位2チームに大きく詰め寄った。雷電は最下位脱出。風林火山はドリブンズ、ABEMASと僅差になり、上位は3つ巴の状況となった。