麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン35日目の対局が12月3日（木）に開催された。

第1試合

第1試合は村上、朝倉、日向、黒沢の対戦。

個人首位でここまでラスがない村上。チームの3連続ラスの後の出番だったが、この試合は苦しい戦いとなった。

東1局は親の朝倉が2000オールのアガリで先制。

その後の1本場では黒沢が村上との2軒リーチを制して2000・4000で朝倉をかわしてトップ目に立つ。

東2局は日向のリーチに親で追いついた村上が聴牌打牌で8000の放銃となり苦しい展開となった。

その後も日向が小刻みにアガリを重ねトップ目で南入する。

流局が続いた後の南2局3本場、村上の先制リーチに追いかけた朝倉が村上から8000のアガリでわずかながらトップ目に浮上する。

その後の南3局でも朝倉が日向から5200のアガリを決めてリードを広げた。

南4局は日向は形式聴牌を入れる選択もあったが、現状の着順を守り切る選択で流局。朝倉が待望の個人2勝目を手にした。

村上は苦しい展開での4着。個人初ラスと共に、レギュラーシーズン史上初のチーム4連ラスとなった。

第1試合結果
1位 朝倉（Pirates）+65.5
2位 日向（ABEMAS）+11.9
3位 黒沢（雷電）▲19.9
4位 村上（ドリブンズ）▲57.5

第2試合

第2試合は園田、石橋、多井、瀬戸熊が出場。全チームはメンバーチェンジとなった。

東1局は形式聴牌を我慢して門前にこだわった瀬戸熊が終盤での聴牌で4000オールを決めて一歩リード。

その後は接戦の展開が続いたが、東4局1本場に園田が切りリーチでのカン待ちのリーチ。石橋の専売特許のこの技を披露した。結果は親で聴牌を入れた石橋からのアガリとなった。切りリーチでも切られそうな場面だったが、お株を奪う一打が話題となった。

南1局には3軒聴牌を制して石橋が高めの三色を一発でツモって3000・6000。ラス目から一気にトップ目に浮上した。

大接戦のまま迎えた南3局2本場は多井がメンゼンチャンタのリーチ。瀬戸熊が仕掛けた満貫確定のホンイツの聴牌も、親リーチの園田が多井から12000のアガリで大きなリードを得た。

オーラスは瀬戸熊が条件付きながらも高めツモでトップ浮上を見えるリーチ。親の石橋も追いかけ、ラス目の多井も跳満確定のメンホンの聴牌を入れたが、すべてをかわして園田が仕掛けてアガリを決めて決着。

4連ラスと苦しい時間を過ごしたドリブンズが久しぶりの勝利を飾った。

第2試合結果
1位 園田（ドリブンズ）+68.0
2位 石橋（Pirates）+4.4
3位 瀬戸熊（雷電）▲15.8
4位 多井（ABEMAS）▲56.6

12月3日トータル結果

Pirates+69.9
ドリブンズ+10.5
雷電▲35.7
ABEMAS▲44.7

ドリブンズの連続4着記録は4でストップ。ABEMASの連続ラス回避記録も14でストップとなった。Piratesはあと1トップでプラス圏浮上まで迫った。

関連ページ