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【麻雀初心者マニュアル】ルールや用語を解説!これを読めば麻雀が打てる!

【麻雀初心者マニュアル】ルールや用語を解説!これを読めば麻雀が打てる!

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麻雀と聞くと難しそうなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は基本のルールは極めてシンプル。牌(ハイ/パイ)と呼ばれるものを使って図柄を合わせ、アガリを目指すという単純なゲームです。基本ルールを押さえれば、誰でもすぐに楽しめます。この記事では麻雀のルールや打ち方、麻雀用語などについて、初心者に分かりやすく解説します。

麻雀ってどんなゲーム?

麻雀は様々な図柄や文字が描かれた牌を使い、その図柄を揃えてアガリを目指す絵合わせゲームです。

テーブルゲームまたはボードゲームに分類され、基本的には4人で遊ぶゲームになります。

ここでは、麻雀のルールやゲームの流れを解説します。

麻雀の魅力やその歴史については、下記からご覧ください。

麻雀のルール〜初心者の始め方

麻雀の基本は牌の図柄を揃え、アガリといわれる完成形を作っていくことです。図柄の揃え方には様々な種類があり、それらは「役」と呼ばれます。

1回のアガリで複数の役を同時に作ることもでき、役が増えれば獲得できる得点を上乗せできます。

最終得点の多い人の勝利

麻雀は始めに全員に同じ持ち点が与えられ、最終得点が最も多かった人が勝者となるゲームです。得点は役を作ってアガることで獲得でき、支払いは各プレイヤーの持ち点から行われます。

牌を積んで配る

麻雀をするうえでまず行うことは、牌を積んで各プレイヤーに配ることです。ゲームで使う牌は全部で136枚あり、それを4等分した34枚を図柄を伏せて2段重ねにして積みます。この積まれた牌は「牌山(ハイヤマ)」といわれ、一般的には「山」と呼ばれています。

この山から各プレイヤーに13枚の牌が配られることを「配牌(ハイパイ)」といい、手元にきた牌のことを「手牌(テハイ)」と呼びます。

順番に牌を引いて捨てる

ゲームの流れはプレイヤーが順番に山から牌を1枚引き、手牌の中から不要になった牌を1枚捨てる、ということの繰り返しです。ちなみに牌を引くことは「ツモる」といい、牌を捨てることは「切る」ともいわれます。

自分の手牌に必要な牌、不要な牌を見極めていくことでアガリの形に近付けていきましょう。

親とは?どんな役割?

親とは、各プレイヤーに順番に回ってくる特別な役職のことです。また、親ではないプレイヤーのことを「子」と呼び、対局は常に「親1人・子3人」で行われます。

親の最大のメリットは、アガった際の獲得点数が1.5倍になるという点です。また、アガると次の局でも親を続けることができ、これを連荘(レンチャン)といいます。

しかし、メリットばかりではなく、相手がツモアガった際には子の2倍の点数を支払うというデメリットも存在します。この点に関しては後ほど詳しく解説します。

通常は一局目を始める前にサイコロで親決めを行いますが、麻雀ゲームやアプリの場合はランダムに親が決められ、すぐに対局が開始される流れがほとんどです。

麻雀は全部で何局行う?

麻雀は親が1周もしくは2周した時点でゲームが終了します。

親が1周するゲームは「東風戦」と呼ばれ、対局は最低4局行われます。2周するゲームは「半荘(ハンチャン)戦」と呼ばれ、こちらは最低でも8局行われることになります。

麻雀の牌の種類は何種類?読み方は?

麻雀で使用する牌の種類は34種あり、大きく2つに分類されます。1から9までの数字が図柄で描かれている「数牌(シューパイ)」が27種類と、文字が書かれている「字牌(ジハイ)」が7種類です。牌は各4枚ずつあるので計136枚になり、これを使ってゲームを行います。

なお、麻雀における数字の読み方は下記の通りです。

数字

読み方

1

イー

2

リャン

3

サン

4

スー

5

ウー

6

ロー

7

チー

8

パー

9

キュー

以下からは、それぞれの牌の種類の読み方について、ご紹介します。

萬子

漢数字と「萬」が書かれた数牌は萬子(マンズ/ワンズ)といいます。

[一][二][三][四][五][六][七][八][九]

萬子の牌の読み方は、数字を先に読み「マン/ワン」をつけます。[二]だと「リャンマン/リャンワン」といった具合です。

筒子

青や赤の丸が描かれている牌を筒子(ピンズ)といいます。

[①][②][③][④][⑤][⑥][⑦][⑧][⑨]

筒子の読み方は数字を先に読み「ピン」をつけます。例えば[④]だと「スーピン」と読みます。

索子

緑の棒のようなものが描かれているは索子(ソーズ)といいます。

[1][2][3][4][5][6][7][8][9]

索子の読み方は数字を先に読んで「ソー」をつけます。[9]の場合は「キューソー」です。

字牌 風牌

字牌の中で「東南西北」の4つを「風牌(フォンパイ)」といいます。それぞれの読み方は以下の通りです。

[東]:トン

[南]:ナン

[西]:シャー

[北]:ペー

麻雀において、この風牌の順序も大事なポイントのひとつなので覚えておきましょう。方角を表す際に使う東西南北とは違うので要注意です。

字牌 三元牌

最後に紹介するのは「白撥中」の3種類を指す「三元牌(サンゲンパイ)」です。読み方は次の通りです。

[白]:ハク

[発]:ハツ

[中]:チュン

こちらも風牌と同じく、順序も一緒に覚えておくとよいでしょう。

おすすめの麻雀牌/麻雀牌&麻雀マットなどのセットはこちらからご覧ください。

麻雀のアガリ方は?

麻雀のアガリ方には、ロンとツモの2種類があります。ロンとは対局相手が捨てた牌でアガることで、ツモとは自分がツモってきた牌でアガることを指します。また、どちらの場合でもアガるためには「役」が必要になります。

ここでは、これらのアガリ方についてより詳しく解説します。

麻雀のアガリの基本は4メンツ1雀頭!

麻雀における基本のアガリの形は4メンツ1雀頭(ジャントウ)といわれる形です。

例:[一][二][三][⑤][⑤][⑤][⑦][⑧][⑨][3][4][5][南][南]

3枚1組の部分を「メンツ」、同じ牌2枚の部分を「雀頭」といいます。麻雀のアガリの大半はこの形なので、麻雀初心者はまずこのアガリの形を覚えていきましょう。

メンツとは

メンツとは3枚1組になった牌の組み合わせのことです。

メンツには[3][4][5]のように同じ数牌で数字の順に3つ揃えた「順子(シュンツ)」と、[②][②][②]のように同じ牌を3つ揃えた「刻子(コーツ)」があります。

順子は同じ数牌であることが条件なので、数字は順番に並んでいても[一][②][3]のように数牌の種類が違う場合は順子として認められません。また、同じ数牌でも[八][九][一][⑨][①][②]といった並びでは成立しないので注意しましょう。

刻子は同じ牌を3つ揃える必要があります。また、手牌と自分のツモだけで揃えた刻子を「暗刻(アンコ)」と呼びます。

雀頭(ジャントウ)とは

雀頭とはアガリのときに手牌に必要な[5][5]のような同じ牌の2枚組です。また、雀頭のことを「アタマ」と呼ぶこともあります。

ロンとは

ロンとは対局相手が切った牌で役を完成させ、アガることを指します。

上の画像では、正面の対局相手からアガリ牌が出ました。自分がアガれる牌が捨てられた際には「ロン」としっかり発声して、対局相手に見えるように手牌を倒しましょう。このとき獲得する点数は、アガリ牌を捨てたプレイヤーが自身の持ち点から全て支払います。

ツモとは

ツモとは自分がツモってきた牌でアガることをいいます。

上の画像では[7]をツモって基本のアガリ形を完成させています。

ツモアガリのときは残りの3人が点数を支払うルールとなっていますが、アガったプレイヤーが親か子かで支払いの内訳が異なります。点数の支払い内訳は以下の通りです。

 

親のツモアガリ

子のツモアガリ

1/2

1/3

1/3

1/4

1/3

1/4

下の画像は子の2000点アガリの際の支払いです。

麻雀ゲームやアプリでは自動で計算して得点が移行しますが、実際の対局では計算が必要になるため頭に入れておきましょう。

​​待ちの形を覚えよう

麻雀において、アガリに結びつけるための「待ち」の形は非常に重要な要素のひとつです。ツモって切ることを繰り返していくと、手牌はあと1枚でアガれる状態になります。これを麻雀用語で「テンパイ」と呼び、どんな形でテンパイするかでアガれる可能性が大きく変わってくるのです。

ここからは待ちの形について、基本の形を中心に解説します。具体的なアガリ牌の枚数を数えて説明しますので、待ちの形によるアガりやすさの違いがよく分かるようになっています。

リャンメン待ち

リャンメン待ちとは[二][三]のように数牌が連続していて、どちらかの隣の数がくれば順子が完成する待ち方です。

[二][三][六][七][八][④][⑤][⑥][8][8][8][西][西]

この場合は[二][三]の部分を順子にするための[一][四]を待つことになります。リャンメンは「両面」と書くので、それも併せて覚えておくとイメージしやすくなるでしょう。

麻雀において1つの牌は4枚ずつ存在するので、2種の牌を待つリャンメン待ちは最大で8枚のアガリ牌が存在します。基本の待ち方の中で、最もアガリ牌の枚数が多い待ちの形となっています。

下の画像は[6][9]のリャンメン待ちのテンパイです。

何の牌を待っているかを伝えるときには、2つの牌をまとめて呼ぶのが一般的です。この画像だと「ロッ・キューソー待ち」となります。

カンチャン待ち

カンチャン待ちは[④][⑥]のように、順子の真ん中の数字が抜けている状態での待ち方を指します。

[二][三][四][九][九][九][⑦][⑧][⑨][5][5][④][⑥]

アガるために必要な牌は[⑤]1種類のみ。そのため、アガリ牌は最大でも4枚しかありません。

下の画像は[六]のカンチャン待ちのテンパイです。

カンチャン待ちの牌の呼び方は頭に「カン」を付けて牌の種類をいいます。この場合は「カンローワン待ち」です。

ペンチャン待ち

ペンチャン待ちは[①][②]もしくは[八][九]のように数牌の端から2つが揃っている状態で順子の完成を待つ形です。

[五][六][七][①][②][③][1][1][1][南][南][8][9]

順子を完成させる為に必要な牌は[7]でカンチャン待ちと同じく1種類だけなので、こちらもアガリ牌は最大で4枚ということになります。

下の画像は[3]のペンチャン待ちです。

ペンチャン待ちの呼び方は頭に「ペン」を付けるので、この場合は「ペンサンソー待ち」といいます。

シャンポン(シャボ)待ち

シャンポン待ちは同じ牌のペアである「対子(トイツ)」が2組ある状態の待ちをいいます。

[三][四][五][⑦][⑧][⑨][1][2][3][5][5][北][北]

対子になっている[5][北]いずれかの牌がきた場合に3枚揃った方をメンツ、対子のままの方を雀頭としてアガることになります。待ち牌の種類としては2種で、それぞれを自身で2枚ずつ持っているため最大でも4枚しか残っていないことになります。

下の画像は[②][⑤]のシャンポン待ちです。

タンキ待ち

タンキ待ちは手牌で4メンツまでが出来上がっていて、残った1枚と同じ牌を待って雀頭を作る待ち方です。

[七][七][七][②][③][④][1][2][3][7][8][9][西]

[西]がくれば雀頭になるタンキ待ちのテンパイですが、4枚のうち1枚を自分で持つので残りは3枚。基本の待ちの形で最もアガリ牌の枚数が少なく、アガリに有利とは言い難い待ち方です。

下の画像は[③]のタンキ待ちでアガリ牌は3枚残っています。ちなみに雀頭をアタマということから、アタマ待ちとも呼ばれます。

ノベタン待ち

ノベタン待ちはタンキ待ちの一種で、[3][4][5][6]のように数字が4つ連番になっているときの待ちをいいます。

[五][六][七][①][①][①][⑦][⑧][⑨][3][4][5][6]

このテンパイでは

[3]を引く→[3][3]を雀頭にして[4][5][6]の順子

[6]を引く→[6][6]を雀頭にして[3][4][5]の順子

という形で雀頭と順子が出来上がり、アガることができます。両端にくる2種類の牌を待つという特徴からリャンメン待ちと混同しやすいことに気を付けましょう。アガリ牌は2種類で、全8枚のうちの1枚ずつを手牌に持っているので最大6枚あります。

下の画像は[4][7]のノベタン待ちです。

麻雀の基本はリャンメン待ち

麻雀においては、待ち牌の枚数が多くてアガリに有利なリャンメン待ちが基本です。待ちの単純な枚数は他の待ち方の2倍以上となるため、アガれる可能性が最も高くなります。メンツを作っていく際にはリャンメン待ちを意識することで、勝率アップにつながるでしょう。

待ちに関しては詳しくはこちらの記事もご覧ください。

麻雀でアガるには役が必要!麻雀で初心者におすすめの役とは?

麻雀には多数の役がありますが、今回はその中でも特に初心者におすすめの役としてリーチ、ピンフ、タンヤオ、役牌の4つをご紹介します。対局において出現率が高いため挑戦する機会が多く、初心者でも覚えやすいものが中心となっています。まずはこれらを覚えてアガってみましょう。

リーチ

リーチとは、テンパイをした際に宣言を行って1000点を支払うことでつく役です。

条件としては、

  • ・テンパイしている
  • ・門前(メンゼン)である(ポンやチーをしていない)
  • ・持ち点が1000点以上ある

という3点が挙げられます。

リーチは先ほど解説した4メンツ1雀頭という基本のアガリの形さえできていれば、他の役のように難しい条件を考える必要はありません。その手軽さから初心者には特におすすめで、初心者に限らず麻雀の基本となる役といえます。

リーチの手順

リーチをかける手順は以下の通りです。

  1. テンパイする
  2. 「リーチ」と宣言
  3. 牌の向きを横にして捨てる
  4. 供託の千点棒を場に出す

アプリなどでは門前でテンパイすると「リーチ」もしくは「立直」というボタンが表示され、簡単にリーチをかけることができます。実戦では上の手順が必要になるので覚えておくとよいでしょう。

リーチのメリット

リーチは役がない形でテンパイしても気軽に役をつけられるという点が、初心者にとって嬉しいポイントです。また、リーチ後1巡以内でアガると追加でつく「一発」という役や「裏ドラ」など、リーチならではの得点の上乗せ要素もあります。

下の画像では本来ピンフとドラのみで2000点の手でしたが、リーチをかけたことで一発と裏ドラも追加されて高得点のアガリとなりました。

※ドラ・裏ドラに関しては後ほど詳しく解説します。

リーチの注意点

条件にもあるようにリーチは門前役で、ポンやチーをしていると成立しません。また、リーチをかけた後はツモった牌をそのまま切らなければならないという制限もあります。手牌に加えたかった牌や、ライバルの危険牌であっても必ず捨てなければならないということは覚えておきましょう。

リーチに関してはこちらでも詳しく解説しています。

ピンフ

ピンフは門前で役牌以外を雀頭にして4メンツを順子で作り、リャンメン待ちでアガると成立する役です。

[四][五][六][②][③][④][⑦][⑧][⑨][3][3][5][6] 条件:[4][7]でアガる

リーチを目指して門前で手を進め、アガりやすいリャンメン待ちを意識していれば自然と完成する役でもあります。

ピンフのメリット

ピンフのメリットはメンツが全て順子であることによる作りやすさと、リャンメン待ちによるアガりやすさなどが挙げられます。また、リーチをはじめとした複合できる役も多いため、得点アップも期待できるでしょう。

ピンフの注意点

ピンフは門前役であるため、チーをせずに順子を作る必要があります。また、リャンメン待ちでアガった場合のみ成立するのでテンパイの形にも注意しましょう。ピンフにおいて雀頭に使えない役牌については、後ほどご紹介します。

ピンフに関してはこちらで詳しく解説しています。

タンヤオ

タンヤオは2~8の数牌のみを使って手牌を完成させる役です。

[三][四][五][②][②][②][⑤][⑥][⑦][2][3][4][8][8]

こちらもピンフと同様にリーチを狙って手を進めると自然に完成することもあり、初心者でも挑戦しやすい役です。また、鳴きを使う際にも使いやすい役として広く活用されています。

タンヤオのメリット

タンヤオのメリットは、初心者でも簡単に覚えられるシンプルな条件です。さらに、ポンやチーを行っても成立するため、早くアガれるという点も大きな魅力といえるでしょう。

タンヤオの上手な使い方をこちらからご覧ください。

役牌


役牌は一定の条件の字牌を3つ揃えることで成立します。

役牌に該当する字牌は以下の通りです。

・三元牌[白][発][中] 

・場風牌(バカゼハイ)

・自風牌(ジカゼハイ)

7つある字牌の中で、三元牌はいつでも役牌になります。場風牌・自風牌は残った風牌の中の牌なのですが、ゲームの進行によってどの牌が該当するかが変わっていきます。

場風牌とは

場風牌とは、対局の「場」の風と同じ風牌のことをいいます。麻雀ではプレイヤーが親を務めることは先述しましたが、対局開始から親が一周するまでを「東場」、二週目を「南場」として区切っています。東場の際には[東]が場風牌、南場の際には[南]が三元牌と同様に全プレイヤー共通の役牌という扱いになるのです。

自風牌とは

自風牌は、現在の自身の風と同じ風牌のことを指します。対局では親を東家として、そこから反時計回りに南家→西家→北家という順で自身にも風が与えられます。つまり、北家のときには自風牌は[北]が自身の役牌ということになります。場風牌とは違って各プレイヤーごとに異なる風牌になり、ゲームの進行とともに変わっていくためしっかり確認しておきましょう。

たとえばこの画像において、自分が西家であれば役牌になる風牌は[東][西]になります。

役牌のメリット

役牌は条件に適した字牌を3つ揃えれば成立するため、初心者にとっても簡単な役です。また、鳴いてもOKなので揃えやすくスピードの面でも有利という特徴から「特急券」と称されることもあります。

役牌/初心者向けの簡単な役は以下の記事をご覧ください。

​​ドラとは?

ドラとは、アガった際に手牌にあると得点が高くなる牌のことです。1つにつき1翻という単位でカウントされて点数が上乗せされるため、対局において非常に重要な牌になります。しかし、あくまでもアガった際にカウントされるボーナスのような立ち位置で、役ではありません。ドラだけでなく、他の役を用意する必要がある点に注意しましょう。

また、ドラには赤ドラや裏ドラなどいくつの種類が存在します。以下、これらについて詳しく解説します。

ドラはどのように決まる?

ドラは、王牌(ワンパイ)と呼ばれる山から切り離された7枚×2段の牌に表示されます。王牌の左から3番目の牌だけを表向きにし、この牌の次の牌がドラになります。上の画像の場合は[三]が表示されているため、ドラは[四]です。ドラ表示牌が数牌の9の場合は同じ数牌の1となり、字牌は以下の順番になります。

[東][南][西][北]

[白][発][中]

例:ドラ表示牌[南]→ドラ[西]

赤ドラとは?

赤ドラとは、その名の通り赤く染まった[赤五][赤⑤][赤5]牌のことを指します。各数牌のうち1枚だけが赤ドラとなり、計3枚存在するルールが一般的です。対局毎に変わる通常のドラと違って、常にドラとしてカウントされる牌となります。また、[五]がドラの場合の[赤五]のように通常のドラと赤ドラが重複した場合は、ドラ2枚分のボーナスを得られます。

裏ドラとは?

裏ドラとは、リーチをかけたプレイヤーがアガったときのみ有効になるドラのことを指します。裏ドラは、リーチをかけてアガった際にドラ表示牌の下に積まれている牌をめくって確認します。

下の画像ではリーチをかけてアガったところ、裏ドラ表示牌は[四]でした。よって裏ドラは[五]となり、これが手牌に1枚存在したため1翻のボーナスを受けることができました。

​​鳴きとは?鳴くメリットは?

麻雀の鳴きとは、他のプレイヤーが捨てた牌をもらってメンツを揃えることを指します。メンツを作る鳴きは「ポン」と「チー」の2種類があり、それぞれ条件が異なります。

ポンとは?

ポンとは、対局相手の捨てた牌をもらって刻子を作る鳴きのことを指します。自身の手牌に対子があり、それと同じ牌が捨てられた際にポンができます。手順としては「ポン」と発声した後に自身の対子を相手に見えるように倒し、もらった牌とあわせて卓の右端に晒します。

下の画像は[中]を右のプレイヤーから、[西]を正面のプレイヤーからポンした状態です。もらった牌は横向きにして、誰からポンしたのかを全員が確認できるようにします。

チーとは?

チーとは、対局相手の捨てた牌をもらい順子を作る鳴きのことを指します。ポンと異なる点として、鳴ける相手が自分の前順、左のプレイヤーのみに限定されます。手順としてはポンと同じように「チー」と発声して、もらった牌を横に向けて自身の牌と共に右に晒します。下の画像のように順子の数字の並びの順に関係なく、もらった牌が左にくるようにしましょう。

鳴くと成立しない役があることに注意!

手軽にメンツを作ることのできる鳴きですが、鳴いてしまうと成立しなくなる役があることに注意が必要です。麻雀の役の中には鳴いていると無効になる役が存在し、先ほどご紹介したリーチやピンフは門前役であるため鳴いてしまうと成立しません。初心者は特に陥りやすい失敗のひとつなので、鳴いても成立する役でアガれるのかしっかり確認しておきましょう。

鳴いても成立する役に関しては、こちらで紹介しています。

カンとは?

カンとは、同じ牌を4枚集めたときに行える行為です。手牌を晒すため、鳴きを総称する「副露(フーロ)」の一種となっています。

ここではカンについて、メリットや関連する役もあわせて解説していきます。

カンには何の意味がある?カンしたらどうなる?

カンは同じ牌が4枚揃った「槓子(カンツ)」を晒して行う行為で、最大の特徴としてドラが増えることが挙げられます。

基本的なカンの流れは以下の通りです。

  1. 手牌に同じ牌が4枚揃う
  2. 「カン」と宣言し、4枚を対局相手に見せる
  3. 4枚をまとめて右側に晒す
  4. 嶺上牌をツモる
  5. 槓ドラ表示牌をめくる
  6. 不要な牌を1枚切る

王牌にはカン4回分のドラ表示牌と「嶺上牌(リンシャンハイ)」があります。槓ドラはドラ表示牌の右から順にめくります。嶺上牌は左端からですが、対局開始時に落下防止のため下の画像のように下ろすのがマナーとされています。

また、一局の中でカンが4回行われると流局となりますが、例外として1人が4回カンすることは認められています。

カンの種類

カンには、自分の手牌に同じ牌が4枚あって行う「暗槓(アンカン)」と、対局相手から鳴くことで4枚を揃えて行う「明槓(ミンカン)」があります。

暗槓

他の人から牌をもらわない暗槓は、ポンやチーとは異なり門前のままなのでリーチをかけることも可能です。また、リーチ後に4枚目の牌を自分でツモった場合にも暗槓をすることができます。ただし、リーチ後に待ち牌が変わってしまう場合には暗槓できない点に注意が必要です。

大明槓

大明槓とは明槓のうち、自身が3枚持っている状態から4枚目が出た際に鳴いて行うカンを指します。

加槓(小明槓)

加槓(カカン)は、ポンをして作った刻子に自身でツモった4枚目を加えて行うカンを指します。また、加槓は小明槓ともいわれます。

麻雀のカンのメリット

カンの最大のメリットは、ドラが増えることによる得点アップが見込める点です。通常のドラに加えて裏ドラも増えるため、リーチをかけた際には裏ドラが乗って獲得点数が増える可能性も高まります。

また、カンを行った際には手牌が1枚足りなくなるため、王牌から1枚ツモって補充します。実質、自身のツモ回数が1回増えるため、こちらも見逃せないメリットです。

麻雀のカンのデメリット

カンのデメリットは、メリットであるドラの増加が他のプレイヤーにも作用するため、先にアガられると自身の得点支払いが増えてしまうという点が挙げられます。

また、手牌の選択肢が狭まってしまうこともデメリットのひとつです。槓子として晒した牌は崩すことができないため、手牌の中で順子の一部として使ったり逆に捨てたりするということもできません。カンを行う際には後の展開も考慮した慎重な判断が必要です。

麻雀のカンが関係してくる役

嶺上開花(リンシャンカイホウ)

嶺上開花とは、カンをした後にツモる嶺上牌でアガるという役です。カンをするタイミングでテンパイしている必要があるうえに狙ってできる役ではないため、非常に出現率の低い役のひとつです。

槍槓(チャンカン)

槍槓とは、対局相手が加槓で加えようとした牌が自分のアガリ牌だった場合に成立する役です。

下の画像では[3]をポンした後に[3]をツモりました。この後「カン」を宣言した際に他のプレイヤーが[3]待ちでテンパイしていた場合、槍槓が成立してロンされてしまいます。

三槓子(サンカンツ)

三槓子とは、自身がカンを3回行ったうえでアガると成立する役です。鳴いてもOKですが非常に難易度が高く、滅多に見られない役のひとつです。

四槓子(スーカンツ)

四槓子とは、自身がカンを4回行ったうえでアガると成立する役満です。こちらも鳴いても成立となりますが役の中で完成させるのが最も難しいともいわれ、幻級のレア役満として知られています。

​​フリテンとは?

フリテンとはアガリ牌を自ら捨てている、といった特定の状況下で発生する、ロンアガリができない状態のことを指します。できるだけ回避すべき状態であるため、対局においてはフリテンにならないよう意識して手を進める必要があります。

フリテンになるとロンができない

前述の通り、フリテンになるとロンアガリができません。仮に下のような形でテンパイしたとします。

[七][八][九][②][③][④][⑦][⑦][⑦][南][南][3][4]

アガリ牌は[2][5]ですが、もし[2]を捨てていた場合は[2]だけでなく[5]でもロンでアガることはできません。アガるにはツモのみ有効となります。自身の切った牌だけでなく、全てのアガリ牌が対象になるため気を付けましょう。

フリテンになる状況

フリテンは、以下のような状況で発生します。

自分でアガリ牌を捨てている

フリテンになるパターンの1つ目は、自分でアガリ牌を捨ててしまっている場合です。

下の画像では[①][④]待ちのテンパイとなりましたが、2巡目で[①]を切っているため[①][④]どちらもロンアガリができません。

フリテンに気づかずロンをしてしまうと、チョンボとなってペナルティを受けるのが一般的です。

リーチ後見逃し

フリテンになるパターンの2つ目は、リーチをした後に他のプレイヤーから出たアガリ牌を見逃してしまった場合です。

下の画像では10巡目で[六][九]待ちのリーチをかけたにも関わらず、13巡目の上家の[六]を見落として「ロン」を宣言しなかったためフリテンとなってしまいました。リーチ後なので手牌の入れ替えもできず、アガるにはツモるしかありません。

今回は分かりやすい例で解説しましたが、複雑な多面待ちや変則的な待ちになった場合はアガリ牌を見落としがちです。テンパイするときにはアガリ牌は何になるのかしっかり確認しましょう。

フリテンについてはこちらでも詳しく解説しています。

簡単な点数計算を覚えよう

麻雀はアガった際に点数を獲得でき、プレイヤー間で点数を取り合うゲームです。

ここからは、どのように点数を計算するか簡単に解説します。

点数は翻数によって決まる

麻雀の点数を決める主な要素は「翻数(ハンスウ)」です。麻雀の役は種類によって翻数が異なり、比較的簡単なものは1翻役、より難易度の高いものは2翻役、3翻役…と獲得できる点数が上がっていきます。また、役は複合が可能なので、アガった際に全ての役の翻数とドラをカウントした合計の翻数をもとに点数が決まります。

麻雀ゲームなどの場合には自動で計算してくれるため、点数計算を覚えないと麻雀ができないということはありません。

最初に覚えたい点数

初心者が最初に覚えるべき点数は以下の通りです。実際には符計算によって点数が前後しますが、今回は比較的出ることの多い点数を記載しています。大体どのくらいの点数になるのか、初心者のうちは参考程度に覚えておくとよいでしょう。

 

子のアガリ

親のアガリ

1翻

1,000

1,500

2翻

2,000

2,900

3翻

3,900

5,800

4~5翻

満貫(マンガン)

8,000

12,000

6~7翻

跳満(ハネマン)

12,000

18,000

8~10翻

倍満(バイマン)

16,000

24,000

5翻以上は点数が固定されており、満貫・跳満などの呼ばれ方が一般的です。

麻雀は初心者でもすぐに始められる!おすすめのゲーム・アプリはこれ!

麻雀初心者におすすめの代表的なゲームは、『雀魂-じゃんたま-』、『麻雀格闘倶楽部Sp』、『雀龍門M』です。それぞれのゲームについて、以下で詳しくご紹介します。

雀魂-じゃんたま-

対応OS

Android・iOS・Webブラウザ(PC版)

料金

基本無料(課金要素アリ)

対局モード

オンライン対局・CPU対局・友人対局

ダウンロードページ

Google Play
App Store
PC版

『雀魂-じゃんたま-』は、ユーザー数750万人を誇る大人気麻雀ゲームです。本作の魅力はサクサク快適な操作性と、華やかなキャラクターたち。雀士キャラクターは随時追加されていて、かわいいキャラやイケメンキャラ、好きなキャラクターで麻雀を楽しめます。ユーザー数が多いため、待ち時間もほとんどなく対局できる点も魅力的。ルールを教えてくれるチュートリアルもあり、初心者でも始めやすい麻雀ゲームです。

麻雀格闘倶楽部Sp

©︎KONAMI

対応OS

Android・iOS

料金

基本無料(課金要素アリ)

対局モード

オンライン対局・CPU対局・友人対局

ダウンロードページ

Google Play
App Store

麻雀格闘倶楽部Spは本格的な対局の雰囲気を味わえる麻雀ゲームで、豊富な対局モードが魅力です。全国のプレイヤーに挑戦する通常の対局に加えて打牌時間も長めの初心者向けの対局もあり、それぞれ一局戦・東風戦・半荘戦から選択可能。オフラインのCPU対局も練習に集中できるモードやアイテムを獲得できるモードなど、目的に合わせて対局を楽しめる点が魅力です。

雀龍門M

対応OS

Android・iOS

料金

基本無料(課金要素アリ)

対局モード

オンライン対局・CPU対局・友人対局

ダウンロードページ

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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