麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン48日目の対局が12月25日(金)に開催された。
第1試合
第1試合は滝沢、近藤、岡田、多井の対戦。
東1局に滝沢がコッソリ門前ホンイツの3面張聴牌。ダマテンで近藤から8000のアガリで一歩リード。
放銃に回ってしまった近藤だが、東3局1本場にドラドラで仕掛けた後のトイトイ変化で3000・6000のアガリでトップ目に浮上した。
東4局は近藤がメンホンの勝負手を入れたが聴牌打牌が滝沢に捕まり2600。接戦のまま南入となった。
南場に入ってからは滝沢が立て続けに勝負手をリーチ。南1局には岡田から8000、南2局には近藤から12000を立て続けにアガり一気にリードを広げた。
2着争いは接戦だったが、南3局に近藤のリーチをかわして多井がツモアガリで一歩リード。オーラスも多井がアガって2着を確保した。
第1試合結果
1位 滝沢(風林火山)+66.9
2位 多井(ABEMAS)+10.7
3位 岡田(サクラナイツ)▲28.4
4位 近藤(フェニックス)▲49.2
第2試合
第2試合は滝沢、和久津、内川、白鳥が出場。滝沢のみ連続出場となった。
東場は内川が積極的に仕掛けてCM通りコツコツアガリを手にしていった。
東4局は和久津が白鳥との2軒リーチを制して8000のアガリで微差ながらもトップ目に浮上して南入。
南1局は和久津と内川の2軒リーチを内川が制して500・1000。打点こそ小さいものの大きな競り合いを制した。
南2局には滝沢が白鳥から7700のアガリで上位3者のは僅差の競り合いとなった。
しかしここから内川が更に追加点。白鳥から2度8000のアガリを決めてオーラスはセーフティリードに。
オーラスは和久津が2着に浮上する2000・4000を決めて決着。内川が年内最終戦で12月の月間MVPを決めるトップを勝ち取った。
第2試合結果
1位 内川(サクラナイツ)+69.4
2位 和久津(フェニックス)+16.2
3位 滝沢(風林火山)▲11.3
4位 白鳥(ABEMAS)▲74.3
12月25日トータル結果
風林火山(滝沢1着・滝沢3着)+55.6
サクラナイツ(岡田3着・内川1着)+41.0
フェニックス(近藤4着・和久津2着)▲33.0
ABEMAS(多井2着・白鳥4着)▲63.6
首位の風林火山が更にスコアを伸ばした。サクラナイツは内川の最終戦のトップで4位に浮上して今年を終えた。フェニックスは年内は苦しい戦いとなったが和久津の意地の2着でなんとか▲300圏内に収めて来年への浮上の芽を残した。