麻雀プロリーグ「朝日新聞Mリーグ2020」のセミファイナルシリーズ12日目の対局が4月30日(金)に開催された。
第1試合結果はこちら!
セミファイナル最終戦、焦点は風林火山のファイナル進出争い。5位麻雀格闘倶楽部とは9.2ポイント差。10800点以上の2着か30800点以上の3着、あるいはトップを取ればファイナルへの進出が決まる戦いとなった。
第2試合
第2試合は園田、多井、勝又、堀が出場。
東1局から熾烈な攻防となるも、2局連続の流局。勝又は聴牌料でじわりと加点に成功した。
最初のアガリは園田、リーチのみだが勝又の野蛮をかわすことに成功した。
東3局は役牌をふたつ仕掛けた勝又が700・1300、打点こそ小さいが局を進めて加点に成功した。
東4局1本場は園田が果敢な仕掛けと河で場を威圧。しかし園田の現物でダマテンを入れた多井が2600でかわした。誰も3万点を越えない状況で南場に差しかかった。
南1局は堀と園田の2軒リーチとなったが、親の多井がドラの単騎のホンイツ聴牌。ラス牌をしっかりツモって4000オールで一歩抜け出した。
その後の1本場では堀が平和赤1のリーチ。河を工夫した結果勝又から3900のアガリを決めることに成功。勝又はこの放銃で4着目となりファイナル進出に暗雲が立ち込めた。
南2局、親番を迎えた勝又は加点が欲しい局面だったが、園田のダブルリーチを受けてしまう。中盤までは攻め返せる手組に受けていたが、中盤以降では苦渋のオリを選択。なんとかこの局は流局となった。
南3局1本場、高打点を狙いたい勝又は役牌を二つ仕掛けてホンイツ進行最終的には待ちの裸単騎に。親の堀も的確に待ちにあわせて聴牌を取り切って流局となった。園田との差を聴牌料で縮めたい場面だったが、園田も最終番で聴牌を入れて3人聴牌での流局となった。
南3局2本場は勝又が先制のタンヤオ両面リーチ。1000・2000のアガリを決めて、園田と1800点差の3着目でオーラスを迎えた。
南4局、勝又は2000点であればだれからアガっても2着に浮上できる状況。颯爽とをポンして、ドラのを手離した。上家はトップ目の多井、3900点までは勝又に放銃してもトップをキープできる状況でありアシストも十分期待できる状況でもあった。
勝又は自力で聴牌を入れ、それに多井が危険度の高い無筋から切り出し、最後にワンチャンスのが選ばれ、勝又がタンヤオ赤1の2000点のアガリを決めて決着。多井はトップを守りきり、勝又はなんとか2着に浮上。ファイナル進出の切符を手にした。
第2試合結果
1位 多井(ABEMAS)+51.1
2位 勝又(風林火山)+6.2
3位 園田(ドリブンズ)▲14.0
4位 堀(サクラナイツ)▲43.3
4月30日トータル結果
ABEMAS(白鳥2着・多井1着)+65.0
サクラナイツ(内川1着・堀4着)+28.7
ドリブンズ(たろう3着・園田3着)▲40.8
風林火山(滝沢4着・勝又2着)▲52.9
セミファイナルの全日程が終了、ABEMASがセミファイナル終盤戦に大きくプラスして独走状態の首位。ややポイント差はあるがサクラナイツ、ドリブンズ、風林火山の4チームがファイナルシリーズに進出を決めた。多くの名場面を残した麻雀格闘倶楽部、雷電はこのセミファイナルで姿を消すこととなった。
ファイナルシリーズは5月10日(月)から全6日12試合で開催される。