大和証券Mリーグ2021-22シーズン レギュラーシーズンも残すは3月10日、3月11日の2日間を残すばかりとなった。
当記事では残り2日間の対戦カード、各チームの狙いや個人タイトル争いについて確認する。
現在のスコアと10日、11日の対戦カード
7位ドリブンズと6位風林火山とのスコア差は386.1。10日に直接対決だが、ドリブンズは300ポイント近くの加点をしないと逆転は難しい。風林火山も1戦目でドリブンズとの特大トップラスという状況にならない限りはセミファイナル最終日に対局するための条件「上位4位以内に入ること」を目標とするだろう。
また、上位2位以内に入ると、最後の2日間対局することができる。ABEMAS、フェニックスは上位2位以内に入ることを目標とするだろう。この日終了時点で首位になることができていれば2位以内でレギュラーを終えることができる可能性はかなり高まる。
首位PiratesはABEMAS、フェニックスがどの程度加点してくるかによって状況は異なる。2位以内でフィニッシュすることが目標となってくるだろう。
4位サクラナイツ、5位麻雀格闘倶楽部はまずは4位争いとなるがトップを1戦目で取れれば2位も一気に見えてくる。
苦しいシーズンとなった8位雷電は最後にトップを取って今季を締めくくりたい。
瑞原明奈 VS 沢崎誠 熾烈なMVP争い!
首位瑞原と2位沢崎の差は12.8ポイント、3位の滝沢も最終日連闘連勝決めれば十分にチャンスはある。
ここで焦点になりそうなのが「沢崎は1戦目に出場するのか」である。
麻雀ウォッチ編集部では1戦目には沢崎、瑞原は出場せず、最終戦の直接対決による着順勝負となる」と予想している。その理由は下記事項である。
・1戦目に沢崎がトップを取った場合でも、相手に瑞原出場していなければMVPが確定しない、結局2戦目も出場が必要となる(素点が大きなトップであればこの限りではないが。)
・2着の場合は結局2戦目の着順勝負である状況は変わらない
・▲7.2よりポイントの少ない3着の場合、単純な着順勝負じゃなくなる(微差の素点条件が発生する)
・4着の場合、最終戦にPiratesが瑞原を出場させない選択が生まれ、やや大きなトップが必要な最終戦になる。(60ポイント差程度になったら)
まとめると、トップを取っても劇的有利とは言えず、逆連対の場合にかなり不利になる場合があるという理由だ。
おそらく今季最終戦は熾烈な着順勝負とMVP争いとなるだろう。そして滝沢がもし出場して1戦目に大きなトップを獲得したら連闘で3つ巴のMVP争いとなる可能性も充分にある。最終日の戦いは必見!
また、「半荘最高スコア」は現状伊達の105500点。残り2日間でこれを超える大トップがあるのか。
「4着回避率」のタイトルは現状首位は多井。唯一の24戦4着1回で現在95.83%となっている。4着2回の選手は白鳥と瑞原だが、それぞれ出場回数は23戦、20戦。つまり多井が1戦出場して4着となっても、4着回避率の数値では多井が首位をキープとなる。2戦連闘して連続4着とならなければ多井がタイトル獲得することが現状確定していると言える。
上記ポイントに注目して残り2日間となったレギュラーシーズンに要注目!