麻将連合が主催するμカップイン大阪の決勝大会が12日、大阪天満橋会館で行われた。
μカップは予選を複数回行い、勝ち上がった選手と招待選手が本選で争うシステムとなってり、本選では32名の選手が対局を行った。
ルールは、一発裏ドラなし。カンドラも増えないという偶然を排除したものとなっているので、手作りというのが非常に大事になる。
他のプロ団体も一部タイトルで採用しているが、そのルールをメインにしているのは今や麻将連合だけである。
他の大会と違うと思う点が何点かあった。
まずは開会式の選手紹介。予選を勝ち上がるのをまずは目標としてほしい。
ということで、一人一人紹介される。
呼ばれた選手は立ち上がり一言挨拶をする。
もちろんアマチュア選手も紹介されるのだが、選手から話を聞くと「これから対局がはじまる」と自然に気持ちが高まるそうだ。
対局前にも他では見られない事があった。
対局者が4人集まると、まずは全員が自分の名前とスコアを見せ合うのだ。
卓内で、だれがどれくらいの目標かというのがわかるのである。
半荘3回戦終了時点で、32名が16名となる。
4回戦終了時8名となり、5回戦終了時に4名となる。
その4名で決勝を行うのであるが、敗退した選手や、途中から来場された観戦者も来るので会場は混雑している。

今回のin大阪は、堤一弘さん、ASAPIN、地野彰信ツアー、むく大樹プロで行われたが、ポイントが拮抗しており、着順勝負となった。


結果、地野彰信ツアーが優勝となったのだが、なんと19年ぶりのツアー優勝であった。優勝者インタビューでは感極まった地野ツアーには多くの観戦者から拍手が送られていた。


以下、優勝した地野彰信ツアーのインタビュー
------決勝戦は緊張しましたか?
地野 緊張はなかったと思います。
------19年ぶりの戴冠となりましたが、長かったですか?
地野 途中の10年くらいは麻雀を模索しておりました。配信で他団体のプロと対局する機会があり、そこで何かきっかけが掴めたんではないかと思ってます。
------優勝を意識したのはいつでしょうか?
地野 最後にをツモった時ですね。混戦で最後までわかりませんでした。
------優勝を実感したのはいつでしょうか?
地野 優勝してから実はずっとうるうるしていたんですが、ずっと我慢していました。でもインタビューの時に溢れ出してしまいましたね。恥ずかしいです。
トロフィーを受け取った後、その刻まれた文字をずっと見つめていた地野ツアーだが、ベテランの今後の活躍に期待したい。
昨日は19年ぶりにμカップ優勝できてよかったです。沢山のお祝いコメントありがとうございます!
次のμカップ優勝は19年後の64歳になりますので皆さんそれまで健康に気をつけて競技麻将生活おくって下さいね〜(^-^)/
— 地野 彰信 (@mu_akinobuchino) 2016年6月13日
文責:矢後誠(雀サクッ)