麻雀BATTLE ROYAL 2013に出演した植田佳奈さん。
プロ雀士との対局後に、対局の感想や麻雀に対する思いについて語ってもらった。
――麻雀のどこに魅力を感じていますか?
麻雀を覚え立ての時に、今まで話したことがない先輩と一緒に打たせてもらったり、年代関係なくみんなが共通して遊べるゲームじゃないですか、それが凄い面白いですね。
あと、麻雀てちょっと人生に似ているというか、短い半荘の間に自分がめちゃくちゃ勝ったときとめちゃくちゃ負けた時を体験できるので、人生においてもきっとこの人はどんぞこの時にこういう顔するんだなとか、この人すごい勝っているときにこういう顔しちゃうんだなとか見られるんですよね。結婚する人とは絶対一回麻雀を打とうと思いましたね。
――人間観察の場でもあるわけですね。
そう思います。
――今日はプロと対戦してどうでしたか?
プロになるとまた違いますよね。勝ってもすごい喜んだりしたら、マナー違反とかで怒られるんだろうなーとか(笑)
――自己分析するとどのような雀風ですか?
普段はアニメの「咲」というキャラクターを背負って打つことが多いので、トイツ系で打つようには心掛けてますね。アンコで持っている牌はカンしたり。
――やっぱり咲は意識するんですか?
はい、意識してますね。今回は無かったですが、大体ゲストで麻雀を打つときは、「カンをしてください」という要望があったりするんですね。
実際に私がカン材を持ってくると会場が盛り上がりますね。
最初はそれが苦痛だったんですよね、やっぱりカンって損なことも多いじゃないですか。
でも足かせがあって勝つくらいが咲だなと思って打っています。
――「咲」の影響をとても大きいですね。
そうですね。麻雀に出会わなかったらつながらなかった出会いがたくさんあって、麻雀は私にとって新しいフィールドというか、麻雀から広がったつながりが100近くありますし凄くいいゲームに巡りあえましたね。
――プロ団体の試験を受けるつもりはありますか?
いやー全く無いです。麻雀を始めて2年目くらいに凄く誘われたんですけど、アニメとか吹き替えの仕事で「はい」という一言には自信を持って言えるんですよ。でもこの「一打」って自信を持って言えないんですよね。
アニメのアフレコで「なんでその声だしたの?」って言われたら、明確に言えるんですよ。ここはこういう場面でこうだと思うから今の表現をしました、と。
でも麻雀で「なんでその牌を切ったの?」と聞かれて「なんとなく」と言って説明できないないうちはプロ試験とか言ってる場合じゃないですよね。
――今回の対局の見所は?
多分プロの皆さんは私が何をやってるかわからないだろうから、私の手を無駄に読んでいると思うんですよね(笑)どれだけ荒らしているかを見て欲しいですね。
◆◆植田佳奈さん プロフィール
6月9日奈良県生まれ。アイムエンタープライズ所属。
様々なキャラクターを演じ分ける人気声優。人気麻雀アニメ「咲-Saki-」の主役「宮永咲」役。
近年は麻雀最強戦などの対局イベントにも多数出演している。
●植田佳奈さん 公式サイト http://www.uedakana.com/