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ネマタの麻雀講座 第7回 「まずは4面子1雀頭」

ネマタの麻雀講座 第7回 「まずは4面子1雀頭」

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まずは4面子1雀頭

 麻雀は34種136枚の牌から14枚の組み合わせを作るゲームですが、14枚の手牌の組み合わせは、何と326520504500。3000億通り以上あります。1年間で1000半荘、1半荘につき平均10局打つとしても、100年間で手に取る配牌は100万。一生涯麻雀を打ち続けても、全く同じ配牌が来る可能性はほぼ無いと言えます。(逆に、全く同じアガリ形は一生打っていれば見ることになるでしょう。国士無双のアガリ形は13通りしかないので、1年に1回程度アガっていれば、少なくとも14年目には同じアガリ形でアガることになります。)

 では、全く同じ配牌が来ることが無いから、「何切る問題」を解いても仕方ないのでしょうか。もし、「解答を丸暗記する」のであれば、確かにほとんど意味がありませんが、「解く」というのは丸暗記することではないですよね。学ぶべきなのは問題の「解き方」です。解き方の方針さえ覚えてしまえば、複雑な形を覚える必要はほとんどありません。

・まずは「4面子1雀頭」

 麻雀のアガリ形は面子手(4面子1雀頭)、チートイツ、国士無双の3種ありますが、このうちアガリ全体の97%以上が面子手なので、基本は面子手に向かって面子を作りやすいように打つことになります。4面子1雀頭がアガリ形なのですから、面子はもちろん、対子が1つしか無い場合も基本は残すべきです。

 しかし、いきなり面子を外す人はいなくても、唯一の雀頭を外してしまう人は結構います。面子に比べれば雀頭はできやすいので、手牌によっては雀頭を崩してもそれほど悪くないこともあります。しかし、雀頭を崩すのが最善になるケースは稀で、大抵は他に切った方がよい牌があるものです。
 麻雀が4面子を作るだけのゲームであれば、手作りの結論は簡単に出せたと思いますが、雀頭1つあるだけで、未だに何を切るか結論が出せない問題が数多くあります。当講座は簡単な問題から、トッププレイヤーでも悩む難問まで、326520504500通りもある手牌全てに、一定の回答を示せるだけの打牌方針を解説していきたいと思います。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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