一筒摸月(イートンモーユエ)/一筒撈月(イートンラオユエ)
一筒摸月または一筒撈月というのは古役でございまして、なかなかロマンチックな役満でございます。
今、聴牌しております。とのシャンポン。何でもいいんですけれども、自分が海底のときにツモ。で、海底でツモると、一筒摸月といいまして、一筒摸月のユエというのは月です。このを月に見立てて、海の底で、海底って海の底じゃないですか、海の底から月を拾ってくるという、非常にロマンチックな役です。海の底から地上を眺めると月が揺れているわけですね。あるいは、海の底に映る月を見ながら、すくい上げたいなというような思いもいろいろあると思いますが、そういう奥ゆかしい役満でございまして、海底で、でツモ和了るということです。自分が地力で最後の最後の牌で、で和了るということが一筒摸月でございました。
1翻縛り(イーハンシバリ)
1翻縛りは、1役、何らかの役がないと和了れませんよというルールです。そうじゃないルールもあるんです。役がなくても組み合わせさえできれば和了れるというルールがあるんですが、一般的には1翻縛りといって、縛るんです。1役ないと和了れませんよと。あなた、役あるのと。初心者のころに言われた経験があると思いますけれども、最低1役、役がないと和了れませんよというルールが1翻縛りでございます。
一筒(イーピン)
一筒は、。
一風戦(イップウセン)
一風は一つの風の戦いと書きますが、これは東風戦のことでございまして、1周だけで終わりますよと。東場だけでゲームはセットされてしまいますよと。東家をやって、南家をやって、西家をやって、北家をやったら1ゲーム終わり。半荘戦は2周ですよね。一風戦は1周でゲームセットという麻雀でございます。
一盃口(イーペイコー)
一盃口、好きですか、皆さん。同じ色で同じ組み合わせを1組作る。
ただし、門前でなければ認められない。手のうちでなければ、13枚すべて手のうちで和了りきらないと一盃口は認められておりません。
一萬(イーマン)
。イチマン、イーマンともいいます。イチマンでもいいですよ。一萬のことです。
イカ
イカ。何だ、イカって。あんた、イカね。それは、和了ってもいないし、振り込んでもいない、空気のような存在。和了ってもいないし、振り込んでもいない。「参加しているの?」「山積んでいるだけの人?」みたいな、そういう人を指して、イカといいます。珍しい言い方ですよね。
如何様(イカサマ)
如何様。しちゃいけませんよ。こんなことしちゃいけませんよ、如何様。
これを見てください。何てことのない手です。それを、配牌を取ってくる途中ですり替えちゃうんです。
見てください。聴牌しているじゃないですか。大三元。これが如何様でございます。やっちゃいけませんよ。
如何様師(イカサマシ)
如何様師。私のこと? 違いますね。如何様を生業としている方でございます。今は本当にいないと思います。でも、かつては昭和の時代、阿佐田哲也の麻雀放浪記にいろいろな人物が出ておりましたけれども、如何様師、いらっしゃいましたね。ちょっとした手品のような、マジックで、マジシャン、勝っていくということでございまして、その花形は役満でございますけれども、如何様師。今はいないと思います。
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