麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン89日目の対局が3月11日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は園田、瀬戸熊、勝又、寿人の対戦。
2局の流局の後、2軒リーチをかいくぐって園田が最初のアガリを決めた。
東4局は勝又が連荘を重ねてトップ目に浮上する。
南1局では親の寿人が先制リーチで4000オールのアガリを決めて2着目に浮上する。
南1局1本場では瀬戸熊が七対子ドラ4のダマテン。寿人から跳満のアガリを決めて2着目に浮上した。
南2局では園田が先制リーチで3000・6000。トップ目に浮上となり抜きつ抜かれつの攻防となった。
南3局には寿人がツモれば三暗刻の先制リーチ。なんと一発ツモ裏3の4000・8000となり一気にトップ目まで浮上してオーラスを迎えた。
南4局は寿人が役無しドラ嵌張待ちをダマテン、そのままツモアガリを決めて決着。チームにとって大きな1勝を持ち帰り、セミファイナル進出をほぼ決定的な状況に持ち込んだ。
第1試合結果
1位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+51.1
2位 園田(ドリブンズ)+7.8
3位 勝又(風林火山)▲15.0
4位 瀬戸熊(雷電)▲43.9
第一試合を終え、麻雀格闘倶楽部と雷電のポイント差は154.0、トップラスだとしても74000点差が必要であり、事実上この段階で麻雀格闘倶楽部はセミファイナル進出をほぼ決定づける結果となった。
第2試合
第2試合は園田、黒沢、亜樹、前原が出場。
東1局、なんとしてでもトップが欲しい親の黒沢を尻目に、北家の園田が3巡目に高めタンヤオの平和三面張というド級のリーチに出る。
ピンズのホンイツを見ていた黒沢だが、リーチを受けて七対子に移行、園田の当たり牌を吸収しながら聴牌してあっさり1600オールのツモアガリ。いきなりのピンチを切り抜けた。
東2局でも亜樹との競り合いを制して黒沢が8000のアガリを決めてリードを広げた。
東3局では前原が七対子のリーチ。一発で亜樹から6400のアガリを決めた。
ここまで放銃にまわってしまった亜樹だが、東4局に嵌張リーチを一発ツモ。裏裏の3000・6000で3着目に浮上。
南1局では亜樹が先制リーチで前原から12000のアガリを決めて2着目まで浮上。
南3局では親の亜樹が3巡目に七対子赤ドラドラの単騎リーチ。出アガリ跳満確定の手だったが、が浮いていた前原がこれをしっかりと止め切り流局に持ち込んだ。
南4局に場面は進み、親の園田が遠いホンイツ仕掛けで圧力をかけ他家の手を遅らせ、4000オールのアガリを決めて2着目まで浮上した。
南4局3本場では亜樹との2軒聴牌を制して園田がアガリきりトップ目に浮上して更に連荘。
南4局4本場では亜樹が先制リーチ。黒沢は道中ドラのを残して確実に条件を満たす聴牌を目指すか、を手放して手広い進行をするかの選択で残しを選択。しかし受け入れを狭めたことにより、たどり着いた聴牌はフリテン。しかし自身で2枚切っているラス牌のを最後にたぐり寄せ、チームのレギュラーシーズン最終戦にトップを獲得。セミファイナル進出に大きく近づいた。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+58.5
2位 園田(ドリブンズ)+11.9
3位 亜樹(風林火山)▲16.9
4位 前原(麻雀格闘倶楽部)▲53.5
3月11日トータル結果
ドリブンズ(園田2着・園田2着)+19.7
雷電(瀬戸熊4着・黒沢1着)+14.6
麻雀格闘倶楽部(寿人1着・前原4着)▲2.4
風林火山(勝又3着・亜樹3着)▲31.9
本日出場の4チームはレギュラーシーズン90試合の対戦を終え、トータルポイントが確定。
現時点で3位ドリブンズ、4位風林火山のセミファイナル進出が確定した。5位の麻雀格闘倶楽部もPirates、フェニックス両チームにまくられるのは天文学的な確率であり、事実上セミファイナル進出がほぼ確定。
明日の最終日は、雷電の▲210.5ポイントを目指してPirates、フェニックスが戦うこととなる。
どちらも連勝すれば十分雷電のポイントはクリアできる位置だが、最低1トップは必須な状況となった。
Piratesとフェニックスの最終日の戦いに注目!
個人ランキングでは寿人がMVP獲得に前進。最終日はサクラナイツ・内川が逆転を目指して登板してくるだろう。