人工知能(AI)の研究開発者の対談番組が4月22日、麻雀スリアロチャンネルで放送された。「第1期電王戦」に出場している将棋ソフトPonanzaの開発者・山本一成さん、複数人数参加型の推理ゲーム「人狼」のAIを開発している鳥海不二夫さん、東京大学大学院で人工知能を研究しながら、麻雀AI「爆打」を開発した水上直紀さんを招き、経済評論家の勝間和代さんの進行で、ゲームにおけるAIについて意見交換が行われた。
世界で急速に開発が進むAIは、ロボットやIoT(Internet of Things)、VR(バーチャルリアリティ:拡張現実)などと同様に、いま最も注目を集めているテクノロジーの一つ。 米グーグルが開発した囲碁のAI「アルファ碁」が、世界トップのプロ棋士である韓国のイ・セドル九段に圧勝したことは大きく報道された。
対談では、AIとは何かという基本から、AIの能力を向上させる方法、AIが人間にもたらす影響などが意見公開され、視聴者からもコメントが数多く寄せられた。 将棋や囲碁はプロに勝利しているが、麻雀はまだまだ発展途上だ。麻雀AIは将棋に比べて開発者が少なく、水上さんも「仲間が欲しい」と呼びかけ、山本さんも「ライバルがいたからこそ成長できた」と語った。スリアロチャンネルでは、今年12月に麻雀AI同士による大会の開催を目標としている。
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