完全壁(カンゼンカベ)
完全壁って一体何のことでしょう。
この手牌、ご覧ください。今、に受けるか、に受けるかというところで悩んでいたとします。この手牌の時に、が誰かにポンされていたとすると、自分にはは4枚見えていますね。これを完全壁といいます。で出和了りしやすいかなとか考えるわけじゃないですか。が場に出ていてもいいんですよ。対局者の河に1枚ずつが出ていて3枚見えていて、自分でも1枚を使っているから完全壁。
こちらの手牌のほうが余計分かりやすいですよね。場には既に4枚が出ているので完全壁。中張牌、つまりタンヤオ牌2から8までの中で、ある牌が4枚暗槓されていても同じことです。誰かがを暗槓しているから、の三面待ちをわざとしないで、単騎でリーチという手をよく使う人がいますね。中張牌、タンヤオ牌のある一種類の牌が4枚見えている状態、自分の目から4枚見えている状態、あるいは全員の目からでもいいです。4枚見えている状態の牌を完全壁といいます。
槓千点(カンセンテン)
カンの種類は3つありますね。暗槓、加槓。ポンしているところに1個加えて加槓。そして大明槓。3枚を持っていて、誰かがを捨てたらカンとする行為。この3種類、どれでもいいんです。何せカンしたら、和了ったときに1000点増やしてくれるというのが槓千点。カンしたら、和了ったときに和了った点数プラス1000点加えてもらえる。これはローカルルールでございます。2つカンしていたら2000点もらえるんです。
カンター
カンターは、簡単な話でございます。嵌張ターツのことでございます。何でもいいです。嵌張、、。こういうのをカンターといいます。正しくは嵌張ターツのことでございます。
カンタコ
カンタコとは。何でもない局面で、特に序盤の6巡目辺り、1段目をまだやっている最中に誰かがを切ってきた。これをカンして、場を荒らす人のこと。カンをするとドラが増えていくルールが多いですから、を手の中でやっていればいいのに、もう第3打ぐらいのが出てきたらカンしてしまう。暗槓とか加槓は別ですよ。手の中にある3枚をわざわざ序盤から見せて大明槓する人のことをカンタコ。タコはタコでもカンタコといいます。
嵌張(カンチャン)
嵌張は簡単ですね。嵌張、間待ちのことです。、、。
嵌張待ち(カンチャンマチ)
テンパイしたときの待ちが嵌張の時、このようにいいます。
この手牌のように嵌張でテンパイしていて、を待っている。嵌張でテンパイして、間の牌で待つ待ち方を嵌張待ちといいます。
槓子(カンツ)
槓子とは、同じものが4枚揃っている形。のように暗槓してもいいですね。あるいは、をポンしているところにを持ってきたので加槓する。これも槓子。順子とか対子とか刻子とか、いろいろな言い方がありますね。3枚同じものは刻子といいます。同じもの2枚は対子。同じもの4枚を槓子といいます。
ガン付け(ガンツケ)
ガン付け、知っています? 牌のどこかに印を打つんです。普段から使っている卓、よく使っている卓あるじゃないですか。そこで悪いことをするんです。他の人に分からないように、自分だけが分かる目印をちょっと付けておくんです。そうすると、これだな、これだな。ちょっとしたところで分かるんです。一般の人ではちょっと気が付かないところに、ガン付けといって傷を入れておくんです。昔の牌だともっと容易にできたんですけどね。今ももしかしたらそういうことをやっている悪い人がいるかもしれませんから、気を付けましょう。ガン付けとは、ある印をつけて自分だけその牌が何か分かるということでございます。
槓子補正(カンツホセイ)
槓子補正とは、点数計算をするときに、リーチ、ツモぐらいしかないとき、あるいはリーチのみというときに、1・9・字牌を暗槓していたら1役差し上げます。1飜アップしますということです。タンヤオ牌を暗槓しているときには、2種類暗槓すれば1飜プラスしましょうと。槓子で点数計算を補正していくという意味なんです。符計算がちゃんとできるグループならいいんですけれども、できないグループの決め事として、暗槓していたら1飜アップだよと。1・9・字牌を暗槓していたら1飜アップだよと。1・9・字牌を2つ明槓していたら、それも1飜アップだよとかいう取り決めで、槓子を材料にしながら点数計算を補正していくというルールでございます。
カンドラ
カンドラ。今、ドラがです。
3枚持っていた、4枚目が来ました。あるいはをポンしているところに、またもう1枚持ってきて加槓しました。そうすると、1枚嶺上牌から補充します。嶺上牌から1枚補充するのと同時に、新たにドラが1つ開きます。
この新しいドラをカンドラといいます。カンドラが増えますから、皆さん、カンするのが楽しみで楽しみで仕方ないところではございます。でも別に無理して、カンしなくてもいいんです。新しいドラを増やさない。場を荒らさないようにして、4枚目に来たを1枚、河に切ってもいいんです。楽しみ方としては、「カンだ! ドラが増えた」と喜びながらやるのがまた麻雀の楽しいところでございます。カンドラ、開けてみたいですね。
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