客打ち(キャクウチ)
客打ちとは、麻雀店のスタッフが従業員としてではなく、勤務外にお客さんとしてそのお店で遊ぶ、つまり麻雀をする。そういう状態を、客打ちしていると言います。スタッフなんだけど、「今は客打ちなんです。だから、お茶くれとか、おしぼりくれとか言わないでください」とかそういう話でございまして、客打ちとは、そのお店のスタッフがプライベートでそのお店で遊んでいること。麻雀しているという状況を指します。
逆切り(ギャクギリ)
逆切りとは、辺張を外すときに主に使われます。、とあった時、嫌っていくときに、普通は外側のやから外していくんです。というのは、とか裏目の牌を引いてくることがあります。あるいはを引いてきたときに、フリテンで残せば両面ターツとして復活しやすい形になります。基本的には辺張は外側の側から外すんですが、逆切りというのは、その反対に決め打ちすることですね。
辺張のは裏目ってもいいんだと、内側から切る。内側から切ったほうが、残る牌がとなので、外側から切るよりも、残った形が安全ではあるんです。より安全にはなっているんです。から外せば、手元に残るのはですから、逆切りしたほうが手牌は安定しているというか、相手に振り込みにくくなっている。普通に切り出すとから切りますので、が手に残り、ちょっと危なっかしい形ではあるんですが、基本は外側から切る。しかし、逆切りというときは内側から切ります。の順番で、を切ってからを切る。を切ってからを切る。この打ち方を逆切りといいます。
逆車輪(ギャクシャリン)
逆車輪。大車輪という役満、皆さん、ご存じですか。
からまでのタンヤオ牌、筒子ですよ。車輪というくらいですから、大車輪というのはからまで揃えた七対子のことでございます。逆車輪というのは、これにちょっともじりまして、これ見てください。
これでがくれば逆車輪。つまり、筒子で使うのはと、いずれかを必ず使います。どちらか1種類だけを使うのでも良いです、あとは字牌を使います。逆車輪という役は一応ローカルルールで4翻役です。ですから、メンホン、チートイ、ホンロウ、逆車輪で三倍満確定なんです。ドラが2枚あれば数え役満というルールを適用しているところもけっこうあるようでございます。大車輪と似ているんですが、車輪が違う。筒子のホンロウ、七対子。を使ったホンロウ、七対子。逆車輪という名称でございます。
逆モーション(ギャクモーション)
逆モーションとは、手積みの時代の話でございます。手積みの時代は、牌を2列並べて、手前の牌を上山として積むのが普通なんですけれども、如何様師たちはちょっと悪いことをしていて、手前の牌を下山になるように逆モーションをして山を積むんです。ある仕掛けがあって、手前の牌を上山として積めばいいところを、手前の牌が下山になるように積むんです。つまり、上ヅモを逆に持ってくるということです。これには深いわけがあるんですが、もう今はそういう時代ではありませんから、その深いわけは言いません。逆モーションの仕方だけ、今、見ていただきました。
逆両(ギャクリョウ)
逆両とは、点棒が偏ってしまったとき、例えば細かい点棒の100点棒が多いなというときに、ちょっと逆両してくださいと言って1000点棒と替えてもらう。あるいは、1000点棒がたくさん溜まってきたときに、ちょっと逆両お願いしますといって、1000点棒を5本出して5000点棒と逆両する。普通は5000点棒を、リーチ棒が欲しいから、両替してくださいと言うことが多いですよね。あるいは5000点棒を1000点棒5本にしてもらったり、1000点棒を100点棒と500点棒にしてもらったりすることもあります。逆に単位の少ない点棒がたくさんあったときに、1000点棒や5000点棒や1万点棒に替えてもらうというのを逆両と言っております。
キャタピラ
キャタピラというのは、如何様技なんですけど、今、山が積まれています。例えば、手牌がこうなっていたとするじゃないですか。
自分で積んだ山で、積んである牌が何なのか分かっていたときに、替えたい牌を上山の横に置いてずらすんです。キャタピラのように山をずらして、そこに置いた牌に合わせて、上山と下山をずらすのが標準です。山を前に出すふりをしてずらすんです。山を前に出すふりをして、上山と下山をちょっとずらして、牌を取り替えて持ってきて、大三元を完成させたりするんです。
これをキャタピラといいます。そういう如何様技でございます。私、如何様できないので、ちょっと下手でごめんなさい。
ギャル雀(ギャルジャン)
ギャル雀。これは、最近は女流プロたちが活躍してくれておりまして、だいたいのフリーといわれているお店には女性陣、スタッフ、プロじゃなくても女性スタッフたちが多いと思うんです。その昔、一昔前、10年前ぐらいはまだまだ女性スタッフの数が少なかったです。女性ばかりをスタッフにしたお店をギャル雀といって、若い女性たちをスタッフに据えて、お客さんに来ていただこうという発想で、当時の麻雀店のオーナーたちが作った経緯があります。それを総称して、ギャル雀と。ギャル雀に行けば女性スタッフたちが相手してくれるんだなと。あるいは、女流プロが相手してくれるんだなというような話でございます。
鏡同和(キャンドンホー)
鏡同和。漢字では、鏡の同じ和と書きます。鏡が同じ和。何だ、それは。
こういう和了のことです。違う色で同じシュンツ、数位の同じシュンツ2組作る。何でもいいんです。1・2・3から7・8・9まで何でもいいんですが、それぞれの色で2組。索子と萬子、索子と筒子、筒子と萬子、組み合わせは2種類であれば何でもいいんですが、その2種類の色で、同じ数位のシュンツを2組作る。鏡同和というローカルルールです。2翻役でやっているところあるんです。面白いですね。中国麻雀で言う二色同順なんですが、三色同順という日本での2翻役もありますけれども、二色同順を同じ色たち、色同士で、2組の同じ色同士で作るというのが鏡同和。鏡、同じ、和でございます。
急行券(キュウコウケン)
急行券は特急券ともけっこう言うんですけれども、ポンしたらすぐ役になる牌たち。が代表的ですよね。あるいは、親のときにを3枚揃えるとか。役牌ですね、役牌が手の中に2枚あると、急行券持っていると。親でがあって、早くを鳴けりゃ、さっさと、パッパッパッパッと和了れるのにな。ポンしたら、和了の速度がグーンと早まるじゃないですか。あとチー・ポン自由ですから。昔はですよ、役牌たちに急行券という言い方をしていたことが多かったんです。
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