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ネマタの麻雀講座 第16回 「リーチ判断 その2」

ネマタの麻雀講座 第16回 「リーチ判断 その2」

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 先制カンチャンリーチのアガリ率は、9巡目で約40%になります。リャンメン待ちの8枚に比べてアガリ牌は4枚と半分になっていますが、先制リャンメンリーチは約60%なので半分までにはならず、大体7割というところです。

 10本のうち当たりが2本入っているクジと、1本入っているクジ。クジを引くのが1回だけなら、当たりが2本入っている方を引いて当たる確率は20%、1本の方は10%ですが、クジを10回引いて、しかも外れクジを引いたら戻さないのであれば、当たりクジが1本しかなくても必ずいつかは引くので100%です。

 麻雀は全ての牌を引くことはできないので100%にはなりませんが、アガリ牌を引くチャンスが何度もあれば、アガリ牌が半分であっても、アガリ率は半分よりは高くなるのはこのためです。

 仮に他家が完全に降りてツモるしかアガリの可能性が無いのであれば、南家(18巡目までツモがある)で9巡目にカンチャンリーチをした場合、アガリ率は約30%です。一方ダマにした場合も、もちろん必ずアガれるというわけではなく、一般的にアガリ率は約50%というところです。

 カンチャンテンパイなら手変わりの可能性も残りますが、少なくともリャンメンダマ(約70%)よりアガリやすいことは考えられませんから、リーチすることで打点が2倍以上になるダマ30符3翻以下の手でダマにするのは、やはり基本的には損であると言えるでしょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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