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ネマタの天鳳日記 第246回

ネマタの天鳳日記 第246回

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 本日も、twitterで@nisi5028氏が出題されている何切る問題で気になったものを取り上げたいと思います。

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 メンツ固定の打か、雀頭固定の落としか。麻雀界で昔から何度となく取り上げられている牌姿です。今回は打はツモからのタンヤオ変化、打はツモで高め三色の変化もあります。どちらの打牌にもそれぞれメリットがあって比較がかなり難しい問題です。

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 今回は打が最善という結果になりました。いずれも微差ですが、その中で明確に差がついたのが放銃率。打はテンパイ時にといった将来放銃牌になりやすい牌を切り出すためか、他の打牌より放銃率が高くなっています。一方雀頭固定の打は、安牌を引けばと取り替えて抱えることができます。メンツ固定と雀頭固定のどちらがよいかについては色々な角度から議論されてきましたが、テンパイ時に出ていく牌の放銃率について言及されたことはほとんど無かったように思います。個人的には結構意外な結果でした。

 また、第3の選択肢と言えるリャンメン落としの打待ちより待ちがよく、ツモでテンパイするのが他のリャンメン落としより優れている点)も意外と健闘していて面子固定よりも有利という結果になっています。こちらも雀頭固定同様と取り替えて安牌を抱えられます。

 こうしてみると、どちらを切ってもアガリ率で大差が無い場合は余り牌を安牌といった役割のある浮き牌を抱えられる選択(面子固定と雀頭固定なら雀頭固定、5ブロックと6ブロックなら5ブロック)がより有力と言えそうです。安牌を抱えていればその後の押し引き判断もしやすいので、実戦的には案外軽視できない差になるかもしれません。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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