Mリーグコラム「捨てる勇気」が生み出した“黒沢咲”というキャラクター Mリーガー列伝(21) 凛とした立ち居振る舞い。卓上を彩る打点高きアガリ形。TEAM RAIDEN/雷電・黒沢咲プロの代名詞「セレブ打法」が誕生したのは、ある先輩プロの一言で「捨てる勇気」を持てたことがきっかけだった。 またたく間に魅了された麻雀との出会い 3人兄弟の長女として育った幼少期。祖父母と妹とよくドンジャラをやっていて「絶対負け...
Mリーグコラム破滅型だった瀬戸熊直樹の変貌「麻雀だけは最後までノートを完成させたい」 Mリーガー列伝(20) 「卓上で死んでもいい」。高校時代、作家・阿佐田哲也の小説「麻雀放浪記」でピカレスクな世界を知った瀬戸熊直樹プロは、本気でそう思っていた。プロ入り後「日本プロ麻雀連盟の頂点である鳳凰位を取って死にたい」と目標が定まってからは、その破滅型思考に変化があったという。 「自分は何がしたくて麻雀をしているんだ」 自衛官だった...
Mリーグコラム「わかりやすくて、おもしろい」俳優、萩原聖人の譲れないもの Mリーガー列伝(19) 勝ち方にこだわり、たとえ劣勢でも、なんとかしてくれるんじゃないかと期待させてくれる。俳優、萩原聖人の華のある打ち筋は、麻雀でオリンピック室内競技正式種目化を目指す「Mリーグ」でも求められ「TEAM RAIDEN/雷電」からドラフト1位を受けた。 日本アカデミー賞優秀助演男優賞を二度受賞している萩原聖人プロの麻雀に対...
Mリーグコラム堀慎吾、プロ入り最大の動機は「怒り」 Mリーガー列伝(18) Mリーグ2020ドラフト会議において、2000人以上存在する麻雀プロの中から唯一指名された選手は、日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「雀王」を2019年に獲得した堀慎吾プロだった。 そんな折り紙付きの実力者である堀プロは「正直、麻雀プロには興味がなかったんですよね」と苦笑する。ではなぜプロ入りしたのか。その最大の動機...
Mリーグコラム沢崎誠が決意した日「感動を生み出せる打ち手になりたい」 Mリーガー列伝(17) 最年長MリーガーとしてKADOKAWAサクラナイツを牽引する沢崎誠プロには、日々進化し続けている自負がある。「昭和の麻雀なんて言われてますけど、私から言わせてもらえば、今の若い子の麻雀のほうが古臭くて。私の麻雀が一番最新だと思っているから令和の麻雀ですよね」 言い切れるのには理由がある。それはさかのぼること1990...
Mリーグコラム岡田紗佳「いい意味で諦めがつくようになった」その精神的支柱とは Mリーガー列伝(16)現役モデルでもある岡田紗佳プロは2017年、日本プロ麻雀連盟にプロ入りした直後から、フジテレビの人気対局番組「THEわれめDEポン」等、メディア対局番組に数多く出演してきた。 そしてプロ入り2年目となる2019年、KADOKAWAサクラナイツからドラフト指名を受け、最年少Mリーガーに。モデルとして、プロ雀士として、前向...
Mリーグコラム「プロをやめようと思っていた」内川幸太郎の転機 Mリーガー列伝(15) 2019年、内川幸太郎プロはKADOKAWAサクラナイツからドラフト1位指名された。2018年度もドラフト候補として名前が挙がっていただけに、悲願のMリーガー入りとなった。 アガるにせよ、オリるにせよ、手順を大事にしていることから「手順マエストロ」という異名を持つ内川プロには、麻雀プロ引退を決意していた時期があった...
Mリーグコラム滝沢和典「人生の師と仰ぐ無頼派ハードボイルド作家の存在」 Mリーガー列伝(14) 川の流れのような模打。EX風林火山(2021シーズンよりKONAMI麻雀格闘倶楽部所属)・滝沢和典プロの模打には、無駄も力みも微塵もない。1999年、日本プロ麻雀連盟16期生としてプロ入り以降、数多くのメディア対局に出演してきた滝沢プロには、手さばきの手本としたレジェンドプロ、さらには生き方に多大な影響を受けた無頼派...
Mリーグコラム勝又健志「誰も知らない読みの領域へ」軍師の原点 Mリーガー列伝(13) EX風林火山の軍師こと勝又健志プロは「自分が納得できる内容の麻雀を打てるようになりたい」と結果に一喜一憂することがない。自身のプロ人生を賭けて追い求め続けている“納得できる麻雀”とは一体どういう麻雀なのか? 誰も知らない読みの領域へ 色紙を頼まれると「未知への挑戦」と書く。「誰も知らない読みの領域に挑戦していきたい...
Mリーグコラム二階堂亜樹「麻雀プロ人生に光を灯してくれた二人の恩師」 Mリーガー列伝(12) “女流プロ”という存在を世に浸透させたのは、二階堂亜樹プロに他ならない。1999年、麻雀プロ界に当時最年少18歳で飛び込み、2000年以降は姉の二階堂瑠美プロと共に姉妹プロとしても世間から注目された。その活躍する姿に憧れ、プロ入りした女流プロも数多い。 デビューから20年以上、第一線を歩み続ける亜樹プロには“二人の...