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ネマタの戦術本レビュー第978回「『データで勝つ三人麻雀』編 その15 著:みーにん 編:福地誠」編

ネマタの戦術本レビュー第978回「『データで勝つ三人麻雀』編 その15 著:みーにん 編:福地誠」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

31 裏筋の危険度

本書で指摘されている通り、裏筋がさほど危険と言えないのは、愚形で当たる可能性が大きく減っているため。結局裏筋の中で一般的な無筋より危険になっているのは、テーマ29で取り上げられているように早い段階で5が切られた場合の無筋1に限ります。「裏筋神話」の誤りは、相手の待ちがリャンメンであることを前提としたことにありました。

天鳳位のコメントにありますように、数牌が二色のみの三麻は第一打の数牌だけでも山読みのうえで重要な情報になります。山読みというと何か高度な技術と捉えられがちですが、安いのはピンズかソーズか、数牌の上か下かを何となく見積もるだけでも十分です。本書のデータを踏まえたうえで、個別の局面に対応する技術を身につけたいですね。

32 暗刻の危険度

「暗刻の危険度」についても、相手の待ちがリャンメンであることを前提として、シャンポン待ちには当たらず単騎待ちにも当たりにくいことが考慮されずに、いささか過大評価されていた感が否めません。序盤で安牌に窮した時に暗刻落としで凌ぐことは三麻でも有用です。

しかし、天鳳位のコメントにもありますように、筋や壁、字牌が無いとしても、これまでの危険度読みを駆使すれば、「他のマシな牌」すらないということはあまりないので、中張牌、特に無筋3〜7の牌の暗刻を切って安牌を水増しすることは実際にはあまりないとみます。暗刻や暗刻筋が危険とされてきたのは単に放銃率が高いからだけでなく、「放銃した場合、そこを切っていなければツモられた可能性が低いので相対的にリスクが大きい」という理由もあります。

このように、「振り込んだとして、降りた場合にツモられている可能性が高いかどうか」も、押し引き判断で微妙なケースにおいては重要な要素だとみます。

みーにんさんの『データで勝つ三人麻雀』

宇宙初! 三人麻雀のデータ戦術書

スピーディーでゲーム性が高いことから愛好者も多い三人麻雀。四人麻雀に比べると圧倒的にデータの蓄積量が少ないが、本書は麻雀データ研究家・みーにん氏が収集、解析した膨大な天鳳鳳凰卓での実践データに基づいた、前例もそしてこの後にも出てこないであろう、唯一無二の三麻戦術書である。実践の場でどう立ち回るべきなのか、データが導き出す!

【ココがすごい!】
●「ツモ損・抜きドラあり(天鳳ルール)」「ツモ損・抜きドラなし」「ツモ損なし・抜きドラなし(MJルール)」「ツモ損なし・抜きドラあり」の4ルールに対応
●100個以上のグラフ・表・式を駆使
●8代目三麻天鳳位・abantes氏が各テーマごとに解説した実践向きコラムを掲載

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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