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ネマタの戦術本レビュー第975回「『データで勝つ三人麻雀』編 その12 著:みーにん 編:福地誠」編

ネマタの戦術本レビュー第975回「『データで勝つ三人麻雀』編 その12 著:みーにん 編:福地誠」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

24 リャンメンテンパイで2家リーチに押すには

四麻の場合はリャンメンテンパイだと安手でも案外押せることが多く、愚形テンパイの場合は両方に無筋だと満貫でも厳しい場合があるというところ。それだけ待ちのアガリやすさと、切る牌の危険度によって左右されます。

三麻の場合は2家リーチ両方に対して無筋を切るリスクが大幅に上がるので、ツモ損有りの場合は要求される打点もかなり跳ね上がります。2家リーチは実戦の感覚ではほぼオリという天鳳位のコメント通りの結果と言えます。

MJルールならリャンメンテンパイでありさえすれば案外押せます。四麻ではルールの差はさほど気にしないことが多かったのですが、このように点数計算関連でルールが違うとなると、打ち方がだいぶ変わるということを知らされます。

ちなみにツモ損無しでもMFCルール(親かぶり無し)であれば。MJルールなら満貫ツモで3000−5000のところが4000オールというように失点が子と親の中間になるので、要求打点はMJルールの子と親の項目を足して半分の値になります。手作りや先制リーチ判断が大きく変わらないのであれば、点数をルールに合わせることで本書のデータを活用することが十分可能です。

25『統計学のマージャン戦術』で示されたアガリ価値指標の三麻版

『統計学のマージャン戦術』で示されたアガリ価値指標の三麻版です。四麻の場合も、順位戦と収支戦で平場の範囲が結構変わることに驚かされましたが、高打点の手が頻出する三麻においてはなおのことギャップが大きくなると言えそうです。

現在「雀魂日記」を書かせていただいていますが、雀魂の三麻は、「順位点の割合がかなり大きい収支戦」。基本は順位戦ですが、余裕があるなら収支も考慮する。本書の指標を参考に、ルールに合わせた打ち方ができればと思っております。

みーにんさんの『データで勝つ三人麻雀』

宇宙初! 三人麻雀のデータ戦術書

スピーディーでゲーム性が高いことから愛好者も多い三人麻雀。四人麻雀に比べると圧倒的にデータの蓄積量が少ないが、本書は麻雀データ研究家・みーにん氏が収集、解析した膨大な天鳳鳳凰卓での実践データに基づいた、前例もそしてこの後にも出てこないであろう、唯一無二の三麻戦術書である。実践の場でどう立ち回るべきなのか、データが導き出す!

【ココがすごい!】
●「ツモ損・抜きドラあり(天鳳ルール)」「ツモ損・抜きドラなし」「ツモ損なし・抜きドラなし(MJルール)」「ツモ損なし・抜きドラあり」の4ルールに対応
●100個以上のグラフ・表・式を駆使
●8代目三麻天鳳位・abantes氏が各テーマごとに解説した実践向きコラムを掲載

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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