
上家のリーチにこちらもテンパイ。テンパイには取るとすると候補は以下の3択です。
1,放銃リスクは高いがドラ
現張り単騎5200テンパイに受ける打![]()
2,現物を切りつつ
単騎1300テンパイに受ける打![]()
3,カン
2600テンパイに受けつつ安牌水増しにもなる打![]()
今回は5200テンパイなら多少待ちが悪くてもすぐ降りるほどではなく、ドラとはいえさっき通ったばかりの
なら他家が合わせ打つこともそれなりに期待できるとみて①を選びました。

…これは痛い。今回はドラ
が他家の手に固められていると読める要素は特にないので選択自体は誤りだったとは思わないですが、後手を引いた時の待ち選択は場況も考慮して慎重に決めたいところ。
「降りないから最大限に攻める」が正着ではないことも実戦では珍しくありません。

気を取り直して東2局。ソーズと字牌で11枚あり、先ほど跳満に振り込んだので一気に一色手に寄せたいところですが、ソーズ引きでも![]()
なら、メンゼン一通ドラ1でも高打点になるので
が残っていた方が有利とみて
から切りました。
第34回でも取り上げましたが、共通の有効牌の中でも、面子の出来方で切る牌が変わる場合(今回は![]()
をツモるか、他のソーズか字牌を引くか)は、変化を最大限にみるよりは、ツモによって方針を変更する選択をとるようにしています。
ただ今回は配牌につき![]()
引きで一手遅れてもさほど損ではないとみて一気に染めた方がよかったかもしれません。

を引いたのでこれならホンイツ本線。今度は打
としても、次巡ソーズは何を引いても
トイツを外します。
それなら染まらなくてもメンゼン一通で高打点になる手順が残っていた方がよいとみて先に
トイツを外しました。

手役がついてほぼ満貫以上になる![]()
![]()
は鳴きますが、この序盤で1枚目の
から鳴くくらいならメンホンまでみてスルーしてみました。
よりよい有効牌が豊富なら、1回多くツモれることもありスルーということですが、正直あまり自信はありません。

スルーして手が進む
をツモ。こうなれば
も仕掛けます。
をポンして満貫1シャンテン。

ドラカンチャン満貫テンパイとノベタン5200テンパイなら後者有利とみてポンしましたが、アガリ牌の見た目枚数は1枚増えるだけ。3フーロともなればドラに関係無くソーズの出アガリは期待しづらい。
2フーロまでならまだテンパイしていないとみた他家からドラ
が出てくることもそれなりにあるのでスルーでした。

結果は5200のアガリとなりましたが、ダマ満貫のテンパイで
を押してきた東家はドラ
であっても押すでしょうから、やはりスルーがよかったとみます。何とか得点を取り戻しましたがまだまだラス目。次回に続きます。






















