和了れそうもない手で、鳴いて和了に向かったり、何となく和了に向かい、要らない字牌をポンされたりして、間接的に勝者の和了に協力しているような打ち方のことを場面屋と言います。一生懸命やっているつもりでも、いつの間にか場面屋になっていることがあります。負けているときは、潔く負ける打ち方をしましょう。
ドラはです。南2局で、2万点も沈んでいます。この一色の手ではドラが使えません。8、9巡目で今にもリーチがかかりそうなところでが出てきました。これをポンと言った瞬間に場面屋です。数牌の肝である3と7が欠けている形では和了れそうもありません。それでもを鳴いて、リーチがかかってもまだ攻めて、が出てきたらポンして、を切る。
このような形になり、ドラそばのを持ってきてロンされたり、を持ってきて困ったからとを切ってみたり、もう最悪の人です。和了れる見込みがあるなら鳴いてもかまいませんが、和了りたいという欲求だけで鳴くと場面屋になりやすいです。
別の手牌で、ドラはです。を引ければで、高目2・3・4の三色がテンパイしますので、を切ると思いますが、かなり高い確率で、この3つのうちの2つぐらいは、勝っている人にポンされます。そして、自分の手は全く進みません。ただポンさせる係、すなわち場面屋です。門前で手を進めるとき、特に負けているときは役牌の生牌の扱いに注意をして、場面屋にだけはなるまいという気持ちで負けましょう。
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