親との間にできたアヤのためにダマに構えざるを得ない局面というのは意外に多いです。麻雀は1対1のゲームで、相手3人それぞれとの関係性が結果に表れやすくなっています。1対3のゲームと捉えると、ピントがずれてしまいます。いくら点数を持っていても、足元をすくわれているとか、あまり関係性がよくないと思える人が親になったら、ダマに構えることが基本です。
例えば、捨てた牌を下家の人に鳴かれて当たり牌を回されてたり、下家の人が誰かに急所のような牌を鳴かせた直後に当たり牌をつかまされるなど、下家によって不利な状況を作り出されているようなときには、完全に間接的なアヤができています。そのアヤができている下家が親になったときには、聴牌してもダマに構えておいたほうが安全です。リーチをかけると、更にアヤを作られて蹴られたり、放銃させられたりするということがあります。
直接的なアヤもあります。自分が調子よく和了っているときでも、意外な牌で振り込んでしまい、予期しない点棒の出方をするときがあります。気配がなかったり、一瞬視界から消えてそこに振り込んでしまうようなときには、そこにアヤがもうできています。ですから、その人が親を迎えたら、ダマに構えます。よくない関係を解消させるには、その人から和了ることです。