2月27日(日)に「アモスグランドチャンピオンシップ2021-2022 学生麻雀日本一決定戦」が開催され、2021年度に学雀連が主催・共催した、各大会の優勝者および上位入賞者の16名の学生が出場しました。
今回は「雀魂学生麻雀リーグ」で優勝、準優勝した4人を密着取材しました。
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「雀魂学生麻雀リーグ」決勝進出の4チームが決定! 2月13日(日)開催の決勝にむけて、出場チームを紹介!
「雀魂学生麻雀リーグ」優勝は仙台出身の大学生2人組「杜リーガー」チーム!
大会に出場したのは、優勝した「杜リーガー」チームから東北福祉大学3年の小坂梓恩(コサカシオン)さん、準優勝した「絶対国士放銃しません」から金沢工業大学2年の竹内瑞希さん、東京都市大学2年の辨野巧(ベンノタクミ)さん、岡山大学1年の松下颯太さんの4名です。
今回はチーム戦でなく、16名による個人戦。予選3ゲームの合計スコアの上位4名が決勝戦に進出できます。決勝戦はポイントをリセットし、1ゲームのスコアで優勝者を決定します。
対局前にリーグ戦を勝ち上がった仲間同士でオンライン麻雀ゲーム「雀魂」の友人戦で最終調整を行っていました。
大会にむけて意気込みを伺いました。
小坂さん「ここまで連れてきてくれた相方と日頃お世話になっている雀荘の人たちに恥ずかしくない麻雀を打って、それに結果が伴ってくれたら嬉しいなと思います。優勝します!」
竹内さん「去年も実はアモスグランドチャンピオンシップに出場させていただいて、5位だったので、今年こそは優勝したいなと。本当に悔いが残らないように、そして応援してくださっている方々に恥じない麻雀をしていけたらなと思っています」
辨野さん「本当は優勝者の方が得られるはずのグラチャンの出場権を繰り下がりでもらったので、辞退した方の想いというか、その方も含めて、また一人だけ今大会に出られなかったチームメンバーの想いも背負ってアモスグランドチャンピオンシップに挑みます。絶対に勝ちたいです」
松下さん「悔しい。嬉しいは嬉しいんですが、本来はリーグ戦で優勝したかったので悔しい気持ちもあります。今大会は、予選が3回戦で、決勝が1回戦の短期決戦なので、しっかりトップを見据えた打ち方をしたいと思っています」
予選開始!
まずは予選1回戦。配信卓では小坂さんが対局しました。
一方、裏側では、竹内さん、辨野さん、松下さんがそれぞれの卓で対局。
1回戦の4人の結果は、3位に辨野さん、12位に小坂さん、13位に竹内さん、14位に松下さんとなりました。
辨野さんがポイントを稼ぎ、決勝進出できる4位以内にランクイン。
続いて予選2回戦。
3回戦の合計スコアで決勝進出が決まるので、まだ全員チャンスがあります。
2回戦終了時点で、5位に辨野さん、7位に竹内さん、10位に小坂さん、16位に松下さんとなりました。
出場ボーダーは48.2ポイント。5位の辨野さんは34.1ポイントとその差14.1ポイント。トップをとればほぼ確実、2着でも素点次第では決勝に進出できる位置につけました。
一方7位の竹内さんや10位の小坂さんは、直接対決の相手次第で並びを作ることができれば可能性があります。最下位の松下さんはかなり厳しい条件が残されました。
そして迎えた予選3回戦。
勝っても負けても最後の対局となります。配信卓では竹内さんが登場。ここでポイントを稼げれば決勝に進める可能性が残っています。
辨野さん、小坂さん、松下さんも最後まで諦めてはいません。
最終戦を終えた結果は、ボーダーが60.7ポイントに跳ね上がり、8位に竹内さん、9位に辨野さん、14位に小坂さん、15位に松下さんと残念ながら4人は決勝に進むことはできませんでした。
約2か月に及ぶリーグ戦を突破し、各大会の猛者たちと対局したアモスグランドチャンピオンシップを振り返った感想を伺いました。
小坂さん「正直に言うと、予選は不完全燃焼な感じで、リーグ戦を長期で戦って優勝したっていうのもありますし、その分、今回結構どうしようもなかった感じだったので、もうちょっと配牌に恵まれていたら違ったのかなという思いがあります。来年度以降もこういう大会が開かれると思うので、それに向けてまた麻雀頑張りたいなと思います」
竹内さん「去年も負けて、こうして『また帰って来年リベンジします』って言って、実際帰ってこられて、今回も負けて、また繰り返しにはなると思うんですけど、いつかは、在学中に必ず学生一位の称号を手にしたいなと思っています」
辨野さん「アモスグランドチャンピオンシップ、勝ちたかったですね。雀魂学生麻雀リーグも準優勝でここに来たので、今のところ優勝経験なしでグラチャン来ちゃったので、次の麻雀カーニバルとかは絶対優勝したいです!ただ一番は雀魂学生麻雀リーグが楽しかったです。作戦会議をしたり、牌譜検討をしたり、こんなの人生で一度、二度あったらいいくらいの経験だと思うので、今回の雀魂学生麻雀リーグは満足というか、レビューなら満点の★5をつけたいくらいの素晴らしい内容でした」
松下さん「雀魂学生麻雀リーグはチームメイトがちゃんとポイントを稼いでくれて、みんなで楽しくできて、このコロナ禍で人とコミュニケ―ションが取りにくい状況でしたけど、オンライン麻雀を通じて人とコミュニケーションが取れて、仲が深まって楽しかったと思いました。アモスグランドチャンピオンシップは僕が普段、対面麻雀をあんまりする方じゃなかったので、得られる情報もネットと対面だと全然違うのでもっと慣れが必要だなと思いました」
雀魂学生麻雀リーグから出場した4人にとって、悔しさと楽しい気持ちが入り混じった今大会。
予選60分打ち切りという短期決戦で、「親番がなかなか回ってこない」、「あともう一局できれば結果が変わったかもしれない」など様々な想いがあったかと思います。
それでも、今回の反省を活かして、またリベンジしたいと話す学生たちが印象的でした。
最後は、松下さんと同じ大学に通う岡山大学3年の難波康輔さんも加わり、仲間たちと一緒にメダルをみせてくれました。
今回の経験をバネに、新年度の学雀連が主催・共催する各大会での活躍を期待したいです。
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徳島大学大学院 香山光輝さんが優勝!/アモスグランドチャンピオンシップ2021-2022 学生麻雀日本一決定戦