<第14期雀王決定戦最終日>◇14日◇レステックスタジオ
日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「雀王決定戦」最終日が14日、東京レステックスタジオで開催された。3日まで首位を走っていた木原浩一がリードを守り切って悲願の初優勝を飾った。
4日間全20半荘で行われる雀王決定戦。2位の鍛冶田良一と260ポイント差と大きく引き離して迎えた木原だったが、この日初戦となる16回戦で、阿賀寿直に親倍満24000を放銃して大きなラスを引くと、続く17回戦も阿賀がトップ、木原がラスとなり、木原のリードは3回戦を残して2位の鍛冶田と140ポイント、3位の阿賀と170ポイントと、逆転が現実的な数字となった。しかし、雀王への執念を燃やす木原は18回戦でトップを取ると、19,20回戦を貯金を生かして逃げ切った。
2位は阿賀、3位は鍛冶田、4連覇を目指した鈴木たろうは4位だった。
「勝ったのは偶然です。でも偶然の可能性を高めるために練習してきた量はこの4人の中で一番だと断言できます。それが実って良かったと思います。」
プロリーグ、フリー雀荘、ネット麻雀と様々なフィールドで対局をし、インプットしたスキルを自らのブログでアウトプットすることで、さらに強くなった木原。結果は偶然とは言いながらも、決定戦初日から見逃しをかけてトップへの執着を見せるなど、誰よりも結果へのこだわりを見せつけた。雀王・木原浩一の進撃はこれから始まる。
順位 | 選手名 | ポイント |
---|---|---|
1 | 木原 浩一 | 237.1 |
2 | 阿賀 寿直 | 164.0 |
3 | 鍛冶田 良一 | 49.7 |
4 | 鈴木 たろう | ▲452.8 |