日本プロ麻雀協会の女流タイトル『第21期女流雀王決定戦』(3日15回戦)の最終日が24日に行われ、水崎ともみがトータル109.1ポイントで初の女流雀王を戴冠した。
2日目終了時点で逢川がややリード。2番手で水崎が追う展開となった。佐月、澄川との差も120ポイントほどと協会ルールであれば大いに前者にチャンスがある最終日を迎えた。2日目時点で5位の中月が脱落となり、上位4選手で5戦戦い優勝者が決定する。
最終日は水崎にとって理想の展開で進んだ。この日の3戦目である13回戦を終えトップこそ1回だったものの逢川を苦しめかつ自身は2,1,2と安定した着順を確保。そして佐月、澄川との並びも良く全員と100ポイント以上の差をつけることに成功した。14回戦、佐月、澄川、逢川は水崎の着順をなるべく下げたい意識で戦うこととなった。
しかしここもモノにしたのは水崎、オーラスの自身の親番で他者の聴牌をかいくぐって逆転でのトップ奪取。優勝に向けてあまりにも大きなトップとなった。
2位澄川とも180ポイント。これはトップラス+10万点が必要なポイント差となった。事実上の準優勝争いとなってしまったか。
最終戦は逢川、澄川が大きく素点を稼ぎ、水崎は放銃なしで箱下となってしまったが冷静に進行。最後まで無事に戦いきって決着。最終戦でトップを獲得した逢川が2位に浮上した。
初の女流雀王戴冠となった水崎は「とにかく嬉しいです。4度目の決定戦でようやく戴冠できました。入った当初は知り合いもいなかったのですが、麻雀プロを続けてきて、応援してくださる方も増えてきて、麻雀を教えてくれる方もたくさんいて、皆様に感謝したいです。来年も連覇できるよう頑張ります!」と喜びを語った。
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歴代女流雀王
第1期 手塚 紗掬
第2期 奥村 知美
第3期 崎見 百合
第4期 眞崎 雪菜
第5期 眞崎 雪菜(2)
第6期 崎見 百合(2)
第7期 朝倉 ゆかり
第8期 朝倉 ゆかり(2)
第9期 大崎 初音
第10期 大崎 初音(2)
第11期 冨本 智美
第12期 大崎 初音(3)
第13期 豊後 葵
第14期 佐月 麻理子
第15期 朝倉 ゆかり(3)
第16期 朝倉 ゆかり(4)
第17期 逢川 恵夢
第18期 逢川 恵夢(2)
第19期 佐月 麻理子(2)
第20期 逢川 恵夢(3)
第21期 水崎 ともみ