麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン47日目の対局が12月24日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は村上、石橋、高宮、黒沢の対戦。
東1局は村上がドラ赤の平和リーチ。親の黒沢から満貫のアガリを決める。
東2の親番でも役牌をスルーしての門前リーチで更に黒沢から7700のアガリでリードを広げた。
その後も1000オール、2600オールと更に加点。大きくリードを広げた。
村上が大きくリードしたが、東4局2本場に高宮が一発ツモの3000・6000で2着目に浮上。
南1局には全員が仕掛けて聴牌、石橋は裸単騎となる4副露に出たが高宮が1000・2000。村上との点差をじわりと縮めた。
そして南3局に親番を迎えた高宮が先制リーチをツモって裏裏の4000オール。村上をかわしてトップ目に立った。
南4局には1本場には仕掛けた高宮が聴牌、親の石橋のドラドラリーチとなった場面で村上が聴牌。アガればトップ浮上となる所だったが聴牌打牌が石橋への7700放銃。苦しい3着落ちとなった。
その後の2本場は高宮が仕掛けてアガリきりトップを確保。今シーズン個人29位と苦しむ高宮が2勝目を飾った。
第1試合結果
1位 高宮(麻雀格闘倶楽部)+67.6
2位 石橋(Pirates)+12.6
3位 村上(ドリブンズ)▲9.6
4位 黒沢(雷電)▲70.6
第2試合
第2試合は園田、小林、寿人、萩原が出場。全チームメンバーチェンジとなった。
東1局は小林がリーチに出るもそのリーチ前から聴牌を入れていた園田が寿人から6400のアガリを決める。
一歩リードして進めた園田だったが東3局1本場に萩原に捕まる。仕掛けて7700聴牌を入れていた場面で萩原のリーチを受け、萩原に一発で12000の放銃となる。このアガリで萩原はトップ目に浮上した。
しかしその後も園田は粘りを見せ、南1局の2000・4000で再び萩原に並びかけた。
しかし南2局、親の萩原が平和ドラ4のダマテン。寿人から12000のアガリで再びリードを広げた。
しかしその後の1本場では更なる加点を狙うも寿人に捕まり8000。リードを広げきれずに南3局となった。
南3局では萩原が勝負の嵌リーチ。親の園田は巧みな仕掛けで高め倍満のホンイツシャンポン待ち聴牌。残り枚数は2対3で園田に分があったが、萩原が1300・2600のツモアガリを決めて一歩リードしてオーラスを迎えた。
最終局は小林が3着を確定させるアガリで決着。萩原がチームの年内最終戦で苦しみながらも今シーズン初勝利を決めた。奇しくも第一試合の高宮と共に個人29位、30位の選手が勝利を飾ることとなった。
第2試合結果
1位 萩原(雷電)+59.3
2位 園田(ドリブンズ)+10.5
3位 小林(Pirates)▲16.7
4位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲53.1
12月24日トータル結果
麻雀格闘倶楽部(高宮1着・寿人4着)+14.5
ドリブンズ(村上3着・園田2着)+0.9
Pirates(石橋2着・小林3着)▲4.1
雷電(黒沢4着・萩原1着)▲11.3
トータルポイントはほぼ横ばいとなったが今シーズンここまでくせんしてきた高宮、萩原がトップを勝ち取り来年に向けて大きな1勝を手にした。