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【Mリーグ】赤坂ドリブンズインタビュー「最も麻雀の話をツッコみあったチーム。最終盤での逆境がファイナルへのアドバンテージになればいい。」

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赤坂ドリブンズチームインタビュー

ーファイナル進出おめでとうございます、最後はパブリックビューイング会場で解説をしながら結果を見届けることになりましたが、なんとか残ることができて現在の率直な気持ちをお伺いしたいです。

園田「昨日(2/12日のレギュラーシーズン最終戦)のPV解説は、こんなぎりぎりの状況で、どんな顔して解説すればいいのだろう、と思っていました。当然フェニックス、Piratesのファンの方々が目の前にいる状況でしたので。しかしドリブンズにもファンの方々がおりますし、ファイナルに行きたいのは当然のことですので、途中からはPiratesがアガった時はぐぬぬ・・・というような表情をしていました。最後は他力とは言えファイナル進出できてホッとしています。」

村上「道中はファイナルシリーズ進出は余裕だろうと思っていて、終盤はやや停滞気味でしたが、2月4日の園田の連勝でこれで決まっただろうと思いましたが、最終盤で苦しい目に遭ってしまいました。今回もしドリブンズがファイナルに進めないという事になっていたら、完全に私が足を引っ張っていたせいで悔しいし申し訳ないことになるので、本当に祈る気持ちで見ていました。最後はホッとして少し涙が出ました。」

たろう「心の底からホッとしました。来年以降は、こんな危ない思いをせずともファイナルに進めるようになれたらなと思います。」

ーせっかく監督もいらっしゃるのでお話しを伺うのですが、道中、特に最終盤はどのような気持ちで選手を見守りつつ、指示を出されたりしてたのでしょうか。

越山監督「ウチのチームは出場する選手は私が決めているのですが、ウチの3人は僕も含めて年が近い。園田は多少若いのですが、村上、たろうは同い年で。なかなか難しいなと。みんなが出たい、という時もあれば、終盤の山場で出たくないって気持ちも当然あると思います。自分も仕事として、責務として監督をしているので、自分の選択で結果が出なかったら責任を感じるところですので、ファイナルに進めてホッとしています。しかし、今回のように大きな苦労をしてなんとか成果を出す、というのは人生の中でなかなかできない経験だと思います。あわよくばこの逆境を受けた経験が、ファイナル24戦を戦う上でアドバンテージになってくれればいいな、と思います。」

ードリブンズはチームワークが良さそうで、よく一緒に飲んでいたいたりもされているようですが、そのような部分はやはり精神的な支えになるのでしょうか。

園田「そうですね、僕らの中ではチームワークは勝てば勝手にできるもの、という考えがあります。(※1)大事だと捉えているのは考え方の共有。我々は試合前にも練習しているし、試合後には飲みながら試合の振り返り、試合以外の日も練習会を行い、考え方の共有は相当密にやってきたチームです。」

※1 越山監督インタビューで語られた1文。

村上「元々の友人歴も長い3人ですが、麻雀観はちょっと違う3人。飲みに言ってる時も、自分が正しいと思っていることが2人にとっては違うという話になると、自分がマイナスしていることもありプレッシャーになってしまう時もありました。監督はそういう部分をしっかり見ていて、終盤戦ではなるべく使わないようにしたのだと思います。ですが、ファイナルではもう開き直ろうかなと。もう23年ここまでやってきて、結果を出している自分の麻雀が、違うといわれてもそうすぐに変えられないので、思い切って自分らしく打とうかなと。そう打つことはそうしっかりと共有した上で。やはり、シーズン中は打ちながらも二人の顔が浮かんでいました。『あ、これ鳴けって言ってそうだな・・・』とか『安牌抱えるな』とかって。ファイナルではひたすら卓上に没頭して、ファイナルまでの期間も麻雀を打ち込んで挑みたいと思います。」

たろう「ウチは全チームの中で一番、麻雀の話をツッコみあったんじゃないかなと。先ほど村上さんも言ってましたが、ウチはプレッシャーに感じるくらい、本気で言い合ったチーム。それがドリブンズのいいところ。良い麻雀を打つために、一切の妥協をしない、それがドリブンズなので。」

ー越山監督に伺いたいのですが、ほかのスポーツのチームで何か参考にしたチームはあるのでしょうか。

越山監督「最初はニューヨークヤンキースのような大人のチームになってほしいなと思っていましたが、そのような紳士感とは全然違うチームになりましたね(笑)。結局は個人の集合体。個人事業主が集まってやるのがプロスポーツ。それぞれ個のぶつかりあいが良いケミストリーを産めたらいいなと思っていて、たまたま3人の人間性が主張しあうので、それをうまく調和するのが僕の仕事。結局はそこの部分を僕はお酒にも頼りましたが。また、このMリーグは赤も入っていてオカもある、競技麻雀としてはこれまでなかった初めてのルール。レギュレーションの部分も含めて、どのようにするのが一番勝ちにつながるのかを模索する為には、それぞれが思ったことを共有しあったほうが圧倒的にいいなと。それができるチームになったのはすごく良かったと思います。」

何があっても目を背けずに、少しでも上の期待値を追い求めて麻雀を追及していくドリブンズ。他のチームよりも非常に密接にメンバーに関わる監督が相乗効果を産み出している。

レギュラーシーズンで苦境を味わったドリブンズ、ファイナルでの逆襲に向けて着実に力を蓄えている。

ファイナルシリーズ概要

3月2日(土)から始まるファイナルシリーズは、16日・17日を除く、毎週土日15時から計8日間にわたって開催され、1日3試合、合計24試合を予定。試合ルールはレギュラーシーズンと同様だが、進出する4チームはレギュラーシーズンでの獲得ポイントの半分(小数点以下第2位まで切り上げ)を引き継ぐ形で、ファイナルシリーズをスタートする。

ファイナルシリーズ持ち越しポイント
順位 チーム名 TOTAL 試合数
1 風林火山 140.9 0/24
2 ABEMAS 92.3 0/24
3 麻雀格闘倶楽部 19.6 0/24
4 ドリブンズ ▲4.3 0/24

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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