2019年2月12日にレギュラーシーズンを終えたMリーグ。株式会社 博報堂DYメディアパートナーズが指名した最高位戦日本プロ麻雀協会の園田賢(@sonodaken)、村上淳(@zunzuntantan)、鈴木たろう(@SuzukiTaro_npm)の3名のチーム「赤坂ドリブンズ(@AkasakaDrivens)」は常にポイントを伸ばして順風に進んだと思われた。しかし残り4戦の時点で204.9ポイントを持っていたドリブンズに大きな落とし穴。不幸な大三元放銃等で最後の4戦が4着、4着、4着3着となりまさかのトータル▲8.7ポイントとなって最終日の戦いをPV会場の解説で見届けることとなった。
Mリーグ2018、レギュラーシーズンの全試合が終了しました。
— 赤坂ドリブンズ (@AkasakaDrivens) 2019年2月12日
赤坂ドリブンズを応援いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
ドリブンズは4位でファイナルシリーズ進出となりました。
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最終日2/12の対局が終わり、辛くも4位に残り、ドリブンズはファイナル進出を決めた。
順位 | チーム名 | TOTAL | 試合数 |
---|---|---|---|
1 | 風林火山 | 281.7 | 80/80 |
2 | ABEMAS | 184.6 | 80/80 |
3 | 麻雀格闘倶楽部 | 39.2 | 80/80 |
4 | ドリブンズ | ▲8.7 | 80/80 |
5 | Pirates | ▲99.2 | 80/80 |
6 | フェニックス | ▲170.1 | 80/80 |
7 | 雷電 | ▲227.5 | 80/80 |
ドリブンズは80戦中、1位は25回、2位は18回、3位は11回、4位は26回。貪欲にトップを取りに行く姿勢が表れる順位分布となったが、手痛い4位となる場面も度々見られた。ファイナルの24戦は果たしてどのように戦うのか。
順位 | 選手名 | TOTAL | 試合数 |
---|---|---|---|
1 | 多井(ABEMAS) | 476.3 | 27 |
2 | 滝沢(風林火山) | 314.8 | 30 |
3 | 寿人(麻雀格闘倶楽部) | 228.3 | 37 |
4 | 朝倉(Pirates) | 178.8 | 28 |
5 | 近藤(フェニックス) | 144.4 | 24 |
6 | 園田(ドリブンズ) | 123.2 | 31 |
7 | 黒沢(雷電) | 116.9 | 22 |
8 | 前原(麻雀格闘倶楽部) | 84.8 | 27 |
9 | たろう(ドリブンズ) | 30.1 | 29 |
10 | 松本(ABEMAS) | 22.1 | 27 |
11 | 勝又(風林火山) | 15.9 | 25 |
12 | 亜樹(風林火山) | ▲49.0 | 24 |
13 | 萩原(雷電) | ▲61.0 | 30 |
14 | 茅森(フェニックス) | ▲65.4 | 29 |
15 | 小林(Pirates) | ▲115.6 | 27 |
16 | 村上(ドリブンズ) | ▲162.0 | 20 |
17 | 石橋(Pirates) | ▲162.4 | 25 |
18 | 魚谷(フェニックス) | ▲249.1 | 27 |
19 | 高宮(麻雀格闘倶楽部) | ▲273.9 | 16 |
20 | 瀬戸熊(雷電) | ▲283.4 | 28 |
21 | 白鳥(ABEMAS) | ▲313.8 | 26 |
園田は31戦の出場で着順は上から11-7-4-9、平均着順は2.35でトータルポイントは123.2の6位。チーム最多のポイントを叩き出したが、道中300以上プラスしていたところからの終盤戦でのマイナスは悔しい結果と言えるだろう。しかし果敢な麻雀スタイルは視聴者をアッと言わせる場面が多く、まさに「魔術師」と言える華麗な麻雀を見せつけたと言えるだろう。
村上は20戦の出場で着順は上から4-6-4-6、トータルは▲162.0の16位と不本意な戦いに。持ち前の門前リーチを主体としてしっかり戦ったが、リーチ後の放銃や手牌が追いつかないケースが多かった。ファイナルでは意地を見せてくれるだろう。
たろうは29戦の出場で着順は上から10-5-3-11、トータルは30.1の9位に。たろうも序盤に不調が続き一時個人20位まで沈んだが、4連勝を含む2桁勝利を挙げプラスまでポイントを戻した。ドラフト3位といえど、圧倒的な実績と実力が評価されているたろう、満足な結果とはまだ言えないはずだ。
2019年2月13日午後 浜松町Mリーグスタジオにてプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2018のファイナルシリーズ記者会見が行われ、その中で各チームメンバーのインタビューも行われた。
とにかく期待値を積み重ねる実践派集団のドリブンズ。レギュラーシーズンをどう分析し、ファイナルに繋げていくのかに迫った。