2019年2月12日にレギュラーシーズンを終えたMリーグ。株式会社U-NEXTが指名した麻将連合の小林剛(@supatechi)、最高位戦日本プロ麻雀協会の朝倉康心(@asakurapinpin)、石橋伸洋(@rate1484)の3名のチーム「UNEXTパイレーツ(@unext_pirates)」はなかなかトップが取り切れない展開が続いたものの終盤に朝倉が奮起してポイントを伸ばし、あと一歩でファイナル進出という所までたどり着いた。しかし最終盤にABEMAS・多井の意地のトップと直対となってしまう試合が多く、苦しい条件が付きつけられた。最終戦には十分な可能性がある条件で小林が出陣したが、惜しくも5位でファイナル進出はならなかった。
順位 | チーム名 | TOTAL | 試合数 |
---|---|---|---|
1 | 風林火山 | 281.7 | 80/80 |
2 | ABEMAS | 184.6 | 80/80 |
3 | 麻雀格闘倶楽部 | 39.2 | 80/80 |
4 | ドリブンズ | ▲8.7 | 80/80 |
5 | Pirates | ▲99.2 | 80/80 |
6 | フェニックス | ▲170.1 | 80/80 |
7 | 雷電 | ▲227.5 | 80/80 |
Piratesは80戦中、1位は15回、2位は26回、3位は24回、4位は15回。とトップとラスが少ない成績分布となった。天鳳名人位の3人とは言えど、当然ルールに対する理解は深く、2着で充分と考えているわけではなく、積極的に1位を狙っていたが、結果的に2位で終わった対局が多く、悔しい結果と言えるだろう。平均順位は2.49で、2.5を割っている。
順位 | 選手名 | TOTAL | 試合数 |
---|---|---|---|
1 | 多井(ABEMAS) | 476.3 | 27 |
2 | 滝沢(風林火山) | 314.8 | 30 |
3 | 寿人(麻雀格闘倶楽部) | 228.3 | 37 |
4 | 朝倉(Pirates) | 178.8 | 28 |
5 | 近藤(フェニックス) | 144.4 | 24 |
6 | 園田(ドリブンズ) | 123.2 | 31 |
7 | 黒沢(雷電) | 116.9 | 22 |
8 | 前原(麻雀格闘倶楽部) | 84.8 | 27 |
9 | たろう(ドリブンズ) | 30.1 | 29 |
10 | 松本(ABEMAS) | 22.1 | 27 |
11 | 勝又(風林火山) | 15.9 | 25 |
12 | 亜樹(風林火山) | ▲49.0 | 24 |
13 | 萩原(雷電) | ▲61.0 | 30 |
14 | 茅森(フェニックス) | ▲65.4 | 29 |
15 | 小林(Pirates) | ▲115.6 | 27 |
16 | 村上(ドリブンズ) | ▲162.0 | 20 |
17 | 石橋(Pirates) | ▲162.4 | 25 |
18 | 魚谷(フェニックス) | ▲249.1 | 27 |
19 | 高宮(麻雀格闘倶楽部) | ▲273.9 | 16 |
20 | 瀬戸熊(雷電) | ▲283.4 | 28 |
21 | 白鳥(ABEMAS) | ▲313.8 | 26 |
小林は27戦の出場で着順は上から4-8-10-5、トータルポイントは▲115.6の15位。なかなかトップが取れず、苦しい戦いが続いた。順位点では大きく損をしているものの素点ではそれほどマイナスをしておらず、対局回数ごとのアガリ回数は最多。着実なあがりはしっかりと決めていたように感じられる。ほぼトップ間違いなしか、という状況で、痛い放銃に回ってしまいトップを逃した印象深い試合がいくつか残っている。
朝倉は28戦の出場で着順は上から7-11-5-5、トータルポイントは178.8の4位。平均順位は多井に次ぐ2.29で全体の2位の数値である。中盤までは緊張も見られたが、終盤以降は見事な戦いの連続。必ず連勝しなければならない最終日の対局でも、冷静で慎重かつ大胆な選択を見事に決め、トップを取り小林にバトンを繋いだ。今回のMリーグで一躍名を上げた選手の1人と言えるだろう。
石橋は25戦の出場で着順は上から4-7-9-5、トータルは▲162.4の16位に。序盤に失点するも厳しい手牌でもなんとかアガリに結びつけ、辛くも4着を回避する、という展開が多く見られた。本手がなかなか成就せず苦しいシーズンとなり、石橋の真骨頂は出し切れず悔しいシーズンとなった。
2019年2月13日午後 浜松町Mリーグスタジオにてプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2018のファイナルシリーズ記者会見が行われ、その中で各チームメンバーのインタビューも行われた。
デジタル麻雀を極め数字に強いPirates、今期の戦いをどう振り返り、来シーズンはどのように戦うのか。