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【チームトップ率&4着回避率】トップ率はABEMAS、4着回避率はPiratesが首位、トータルポイントの相関関係に迫る!【データから見るMリーグ #11】

【チームトップ率&4着回避率】トップ率はABEMAS、4着回避率はPiratesが首位、トータルポイントの相関関係に迫る!【データから見るMリーグ #11】

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Mリーグ2020レギュラーシーズンが3月12日に閉幕。麻雀ウォッチではレギュラーシーズンの各種データを公開します!

過去3シーズンのチームトップ率&4着回避率!

【チーム平均順位データ】ABEMASが唯一の2.4以下、Piratesは平均順位以上に苦戦・・・!?【データから見るMリーグ #9】

先日チーム別の平均順位データを掲載したが、今回はトップ率&4着率について掲載する。トータルポイントとの親和性も確認していく。

2018レギュラーシーズントータルチームトップ率ランキング
順位 チーム名 トップ率 ポイント
1 ドリブンズ 31.25% ▲8.7
2 ABEMAS 30.00% 184.6
3 フェニックス 25.00% ▲170.1
4 麻雀格闘倶楽部 23.75% 39.2
4 雷電 23.75% ▲227.5
6 風林火山 22.50% 281.7
7 Pirates 18.75% ▲99.2

初年度トップ率はドリブンズが1位。しかしトータルポイントはマイナスとなった。そしてポイントは1位の風林火山のトップ率は6位。その理由は・・・!?

2018レギュラーシーズントータルチーム4着回避率ランキング
順位 チーム名 4着回避率 ポイント
1 風林火山 87.50% 281.7
2 Pirates 81.25% ▲99.2
3 ABEMAS 75.00% 184.6
4 麻雀格闘倶楽部 72.50% 39.2
4 フェニックス 72.50% ▲170.1
6 雷電 68.75% ▲227.5
7 ドリブンズ 67.50% ▲8.7

初年度の風林火山は80試合中僅か4着10回と驚異的な4着回避率87.50%という数字で少ないトップ数ながらもポイントを維持して首位で勝ち抜いた。ただ、逆に考えるとこのレベルの驚異的な4着回避をしてようやくトップ率が少なくても戦えるということになる。安定感に絶大な自信がなければある程度トップを狙う戦術が適正と言えるのだろう。その事が以下に紹介する2019、2020シーズンのデータから見えてくる。

2019レギュラーシーズントータルチームトップ率ランキング
順位 チーム名 トップ率 ポイント
1 ABEMAS 30.00% 273.9
2 フェニックス 27.78% 495.5
2 麻雀格闘倶楽部 27.78% 195.0
4 サクラナイツ 25.56% 48.4
5 雷電 23.33% ▲80.1
6 Pirates 23.33% ▲202.3
7 ドリブンズ 22.22% ▲276.3
8 風林火山 18.89% ▲474.1

2019シーズンは初年度とは違い、順位の入れ替わりはあるがトップ率上位4チームがそのままトータルポイントでも上位となった。

2019レギュラーシーズントータルチーム4着回避率ランキング
順位 チーム名 4着回避率 ポイント
1 麻雀格闘倶楽部 81.11% 195.0
2 Pirates 78.89% ▲202.3
3 フェニックス 77.78% 495.5
4 サクラナイツ 74.44% 48.4
4 雷電 74.44% ▲80.1
6 ドリブンズ 73.33% ▲276.3
7 ABEMAS 71.11% 273.9
8 風林火山 71.11% ▲474.1

2019シーズンは意外にも麻雀格闘倶楽部が4着回避率で1位。新加入の藤崎を中心にしっかり4着を回避した。Piratesは2年連続で4着回避率2位となったがポイントはマイナスとなった。

2020レギュラーシーズントータルチームトップ率ランキング
順位 チーム名 トップ率 ポイント
1 サクラナイツ 31.11% 497.3
2 ABEMAS 27.78% 654.7
3 ドリブンズ 26.67% ▲3.2
4 麻雀格闘倶楽部 25.56% ▲168.5
4 フェニックス 25.56% ▲396.7
6 雷電 24.44% ▲210.5
7 風林火山 22.22% ▲108.8
8 Pirates 16.67% ▲264.3

2020シーズンはサクラナイツが30%を超えるトップ率で爆発力を発揮。ABEMASも安定した戦いでポイントを量産した。ドリブンズ、麻雀格闘倶楽部、フェニックスはトップ率25%を越えたが安定せず最後まで苦戦が続いた。

2020レギュラーシーズントータルチーム4着回避率ランキング
順位 チーム名 4着回避率 ポイント
1 ABEMAS 80.00% 654.7
2 Pirates 78.89% ▲264.3
3 サクラナイツ 76.67% 497.3
4 風林火山 74.44% ▲108.8
5 ドリブンズ 73.33% ▲3.2
5 麻雀格闘倶楽部 73.33% ▲168.5
7 雷電 72.22% ▲210.5
7 フェニックス 72.22% ▲396.7

2020シーズンはABEMASが80%のラス回避率を確保。安定した戦いでシーズンを戦い抜いた。Piratesは3年連続の2位となったがトップ率最下位と苦しい戦いとなった。

3シーズン合計のチーム別トップ率&4着回避率

3シーズン分のトップ率&4着回避率を下記にまとめた。

レギュラーシーズントータルチームトップ率ランキング
順位 チーム名 トップ率 トータルポイント
1 ABEMAS 29.23% 1113.2
2 サクラナイツ 28.33% 545.7
3 ドリブンズ 26.54% ▲288.2
4 フェニックス 26.15% ▲71.3
5 麻雀格闘倶楽部 25.77% 65.7
6 雷電 23.85% ▲518.1
7 風林火山 21.15% ▲301.2
8 Pirates 19.62% ▲565.8

3シーズン(サクラナイツは2シーズン)分のトータルスコアでプラスしているABEMAS、サクラナイツはやはりトップ率で上位となった。下位となった雷電、風林火山、Piratesはトップ率が低く苦戦している様子が伺える。

レギュラーシーズントータルチーム4着回避率ランキング
順位 チーム名 4着回避率 トータルポイント
1 Pirates 79.61% ▲565.8
2 風林火山 77.31% ▲301.2
3 麻雀格闘倶楽部 75.77% 65.7
3 雷電 75.77% ▲518.1
5 サクラナイツ 75.56% 545.7
6 ABEMAS 75.38% 1113.2
7 フェニックス 74.23% ▲71.3
8 ドリブンズ 71.54% ▲288.2

3シーズン分の4着回避率ではPirates、風林火山は1位、2位となっているがレギュラーシーズンではどちらも苦戦傾向。トータルポイントとの比例関係はやはりトップ率の方が親和性が高いことが伺えた。順位ウマの配分としてのトップの価値はさることながら、ラス回避時に取る着順が何着か、ということも重要な観点となる。

また、2018シーズンの時の風林火山のように、ラス回避率が85%を越えればラス回避重視の価値が大いに出てくると言えるだろう。

今後各チームがどのような方針で勝利へのアプローチをしていくかにも注目が集まる。

次回は個人のトップ率、ラス回避率のデータを確認していく。

※データはすべて2021年3月12日終了時点。全レギュラーシーズンのデータ

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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