ネマタの戦術本レビューとは
- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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- 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!
テーマ 15
当たり牌を一点で読むことは大抵の場合不可能ですし、仮に読めたところで加点できるわけではありません。当たり牌を読むことより、当たらない牌を確認することの方がずっと実用的です。
しかし、当たり牌読みは言うなれば手組の知識の裏返し。読みの力がつけば、自ずと他の力も身に付くものです。
一昔前の「読み」に関する戦術論の問題点は、部分的には正しい内容であっても、それが一般的に通用するものとみなしてきたことにあります。逆に言えば、一般論をそのまま適用できない場合こそ個別の読みが活きるケースです。読めないものは読めないと認識したうえで、必要に応じてピンポイントに読みを入れることができるようになれば、今以上に実力が向上すること間違いありません。
テーマ 16
ターツを構成する2枚のうちどちらが将来安全かを確認することは容易なので、守備より先にターツを落とした時に残る牌の攻撃的価値に着目することをお勧めします。
一つ一つは細かい差ですが、実戦で何度となく選択することになるので、細かいとはいえ長い目でみれば結構な差になりますし、ターツ落としに限らず牌の持つ価値に気付けるようになることで、自ずと他の力も身に付くようになるはずです。
守備に関しても、場によっては内側の牌が安全になる場合もあります。一般論をそのまま適用するだけでなく、目前の局面に適った選択を心がけるようにしましょう。
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