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第290回 ネマタの麻雀徒然草

第290回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

以前お話しましたように、天鳳ではポンして単騎がテンパイ扱いになります。他のネット麻雀ではどうなっているのか確認が取れていませんが、この形がテンパイ扱いになったと聞いたのは天鳳が初めてでした。麻雀ゲームでも、この形はノーテン扱いされることが多いと思われます。

では何故このようなルール設定になっているのか。これについて思い当たるのが、東風荘で見受けられたこちらのバグ。鳴いた牌を手牌の内にあるものとみなしているので、本来なら起こり得ない符ハネが起きています。東風荘以外ではあり得ないと書かれていますが、同じ仕様の麻雀ゲームが結構存在していることを確認済みです。自分で4枚つかっている牌の単騎待ちがテンパイ扱いになるのは、元々そのような仕様であるともみなせますが、こちらは明らかに想定されていない不具合です。

待ち構成を考える際は、鳴いた牌は手牌の内には含まれませんが、待ちそのものを考える際は、鳴いた牌も手牌扱いとしている。ポンして単騎待ちがノーテンになるというのはつまりはそういうこと。確かに直感的には自然な取り決めと考えられますが、麻雀ゲームのプログラムを組むうえでは何かとややこしそうです。そうなると、「待ちさえ変わらなければリーチ後のアンカン可」に加え、「4枚目の牌が鳴いた牌の中にあっても待ち扱い」になるのも、妥当な取り決めかもしれませんね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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