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第291回 ネマタの麻雀徒然草

第291回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

忘年会を兼ねて博多天鳳オフに参加してまいりました。参加者の皆様ありがとうございます。次回は四麻東風、三麻東南、アタマの麻雀トライアスロンが行われるそうなのでますます楽しみですね。

オフ会後の飲み会で、「どのカンチャンが一番ツモりやすいか」について談義がありました。もちろん飲みの席なので単なる余興なのですが、麻雀の話だけは常に真面目な私が少しだけ真面目に検討してみてみました。

飲みの席ではどうやらカンに人気が集まったようですが、個人的にはよりはを推す人が多いと思っていたので少し意外でした。何故ならは盲牌しやすいので、ツモれた時の印象が高まるからです。

マンズを推す人は誰もいませんでした。これは牌のデザインに特徴が無い、盲牌しにくいというのもありますが、最大の理由は大半の参加者が三麻も打つため。私も最近ではすっかり三麻の民になったので、マンズのカンチャン待ちという概念が失われつつあります(笑)

カンチャン待ちはやはり端寄りの待ちに人気が集まり、「カンは好形」という言葉も一部で聞きますが、今回は「アガリやすい」ではなく、「ツモりやすい」ですから、他家から出にくい内寄りのカンチャンの方がむしろ上なのではないでしょうか。

とはいえ、アガリ率そのものが低いのだからツモアガリ率自体も低いとも考えられます。こういう時こそデータの活用時。『データで勝つ三人麻雀』によると、先制リーチ(5〜12巡目)の場合、無筋456待ちのアガリ率は39.2%、アガリ時ツモ割合は69.4%なので、ツモアガリ率は約27.2%。無筋28待ちのアガリ率は45.6%、アガリ時ツモ割合は55.5%なので、ツモアガリ率は約25.3%。アガリ率の低い内寄りのカンチャンの方が、ツモアガリ率は上であることが分かりました。

内寄りのカンチャンの中では、赤5があってなおのこと出アガリしにくいカン5がツモアガリ率が高い。の2択ですが、市販の麻雀牌にはだけ2枚入っていることが多いので、「ツモりやすい」かどうかはさておき、「ツモアガリされやすい」カンチャンという観点では、カンであるというのが私の結論です。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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